アロルディス・チャップマン
CIN(2010-2015)-NYY(2016)-CHC(2016)-NYY(2017-)
通算成績 563試合 34勝27敗 防御率2.25 905奪三振 276セーブ 25ホールド
獲得タイトル:マリアーノ・リベラ賞1回
2016年 59試合 4勝1敗 防御率1.55 90奪三振 36セーブ
カブス世界一へのラストピース
チャップマンにとって2016年は波乱万丈の1年であった。2015年シーズンオフに通称チャッカマン事件*1を起こし、開幕から30試合の出場停止処分を受けるなど始まりは最悪のスタート。トレードデッドラインでヤンキースが再建に舵を切ったことで世界一へのラストピースである絶対的守護神を求めていたカブスに電撃移籍。移籍後の28試合で16セーブ、防御率1.01と守護神として完璧な働きを見せ、ストロープ、ロンドン、チャップマンのリリーフトリオでチームの危機を何度となく救った。ポストシーズンでもフル稼働し、ワールドシリーズでは5登板と大車輪の働きを見せチームの世界一に貢献。尚本人はあまりの登板多過にやや不満を口にしているとか。
ヤンキースとカブスでの大型トレードでは結果的に両チームの命運を左右するトレードとなった。ヤンキースに移籍したトーレスは2019年にショートとして37本塁打を放つなどヤンキースにとってなくてはならない存在へと成長。一方でカブスはショートにはバイエズがいるもののアディソン・ラッセルの不振で内野陣に穴が生じ、2017年以降のパッとしない状況に一因を作ってしまった。現在でもその是非を問う声も聞こえるがワールドチャンピオンという名声に勝るものはなく、ワールドチャンピオンシップのためならばどんな出血も惜しまなかったセオ・エプステイン氏の豪胆さにはあっぱれである。
球種はスライダー、チェンジアップ。
パワナンバー 12600 51541 11713
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*1:恋人(当時)にブチ切れて発砲X8回&首絞めのDV行為をした模様