アンドリュー・ミラー
DET(2006-2007)-FLA(2008-2010)-BOS(2011-2014)-BAL(2014)-NYY(2015-2016)-CLE(2016-2018)-STL(2019-)
通算成績 572試合 55勝55敗 防御率3.99 939奪三振 63セーブ 137ホールド
獲得タイトル:特になし
2016年 70試合 10勝1敗 防御率1.45 123奪三振 12セーブ 25ホールド
新たなリリーフ起用の在り方を示した鉄腕
MLB、NPB問わずチームで一番優れたリリーパーの役割はクローザーと決まっていたが、セイバーメトリクスの側面では8回を封じることの方が大切であった。しかし、リベラ、ホフマン、ワグナーらの名守護神の存在でその構図はなかなか崩れづにいた。そんなセイバーと逆行する旧態依然のトレンドに一矢報いたのが2016年のミラーであった。ヤンキース時代は守護神として投げていたが、世界一を目指すインディアンズに移籍するとクローザーの役割を継続すると考えられたがアレン*1に繋げるセットアッパーとして起用され、周囲を驚かせた。このフランコーナ監督の采配はズバッと決まりチームはワールドシリーズに進出。新たなリリーフ起用の在り方を見事に提示し、一番優秀なリリーパーを8回に起用するチームがじわじわと増えていった。*2
カーディナルスに移籍してからここ数年は球速の低下と一発病に悩まされたが、2020年は一発病を克服し成績改善。2021年もセットアッパーとしてヒックスに繋げる役割を全うしてくれそうだ。
球種はツーシーム、スライダー。
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