ザック・グレインキー
KC(2004-2010)-MIL(2011-2012)-ANA(2012)-LAD(2013-2015)-ARI(2016-2018)-HOU(2018-2021)-KC(2022-)
通算成績 530試合 219勝132敗 防御率3.41 2809奪三振
獲得タイトル:サイ・ヤング賞1回、最優秀防御率2回、シルバースラッガー賞2回、ゴールドグラブ賞6回
2015年 32試合 19勝3敗 防御率1.66 200奪三振 fWAR5.3
殿堂入り確実の変人投手
バーランダー、シャーザー、カーショウとともに殿堂入りが確実視される現役投手。
デビュー当初は最速160キロの豪速球投手だったが、年を重ねるごとに軟投派へモデルチェンジ。
2015年にはストレートとほとんど球速差がないスプリットチェンジを完全習得し、21世紀では最高の数字となる防御率1.66をマーク。さらに、アストロズ時代には超スローカーブをレパートリーに加え、140キロに満たなくなったストレートをカバー。
ピッチトンネルをつく巧みな投球術はマダックスを彷彿とさせる域に達している。
身体能力にも優れ、ゴールドグラブ賞の常連。さらにバッティングも得意で通算で9本塁打を放っており、2021年のワールドシリーズでは代打としても起用された。
今年から導入されたユニバーサルDHのため打席には立つことがなくなり、本人は悔しそう。
2016年にダイヤモンドバックスと結んだ6年2億650万ドルの超大型契約は、当初批判の声もあったが、終わってみればコロナの短縮シーズン以外は全て二桁勝利と大成功。
特に2017年から2019年にかけては3年連続で15勝以上・200イニング到達とサイ・ヤング賞クラスの成績をマーク。大型契約=死刑囚というジンクスを見事打ち破ってみせた。
今シーズンからは古巣ロイヤルズでプレー。勝ち星には恵まれていないが、巧みな投球術でイニングはしっかり稼げている。
球種はツーシーム、スライダー、スローカーブ、スプリットチェンジ。