マイク・ムスタカス
KC(2011-2018)-MIL(2018-2019)-CIN(2020-2022)-COL(2023-)
通算成績 1315試合 .247 1165安打 202本塁打 635打点 21盗塁
獲得タイトル:特になし
2017年 148試合 .272 151安打 38本塁打 85打点
三度目の正直
ホズマー、ケイン、エスコバーとともにロイヤルズ黄金期を支えた強打者。
時代の波に翻弄された不遇な選手としても知られ、1度目のFAの2017年はキャリアハイの38本塁打をマークしたにも関わらず、契約がまとまらずロイヤルズと1年550万ドルの格安で再契約。
ちなみにロイヤルズはクオリファイング・オファーを提示していたが、ムスタカスサイドが断ったため、1000万ドル近く損することに。
2度目のFAとなった2018年オフも28本塁打と結果を残すも、契約がまたまたまとまらずブルワーズと1年1000万ドルで再契約。
そして3度目のFAイヤーの2019年は守備でセカンドを守るなど汎用性を発揮。さらにキャリアでは2番目に多い35本塁打をマーク。
満を持してFAの海に飛び込むと諺の3度目の正直を体現するかのようにレッズと4年6400万ドルの大型契約を締結。
なぜ、ムスタカスがFAで冷遇されたかというと、
・守備難
・低打率
・低出塁率
という近年のセイバー野球的にはチームにマイナスとなる要素が並んでしまったためであり、時代が違えば毎年30本塁打が期待できる超大型サードとして人気を集めていた可能性大。
レッズ時代は通算WARマイナス0.5と振るわず、4年目のシーズンを待たずに解雇されてしまった。
この不振を鑑みると、当時のFAでの低評価は真っ当なものであったと考えざるを得ない。
Nishiのこぼれ話
2017年から2019年にかけてはFA冬の時代。
近年はシャーザー、バーランダーら高齢選手も契約が決まりましたが当時は全く決まらず。さらにハーパー、マチャドも今思えば格安契約。
ムスタカスと同じように割を食った選手としてはローガン・モリソン、エヴァン・ガティス、カルロス・ゴンザレスら守備難、低打率のスラッガータイプがいましたよね。