ホセ・レイエス
NYM(2003-2011)-MIA(2012)-TOR(2013-2015)-COL(2015)-NYM(2016-2018)
通算成績 1877試合 .283 2138安打 145本塁打 719打点 519盗塁 fWAR43.9
獲得タイトル:首位打者1回、盗塁王3回、シルバースラッガー賞1回
2011年 126試合 .337 181安打 7本塁打 44打点 39盗塁 fWAR5.8
ライフル
MLB長期契約列伝 第7弾
契約チーム MIA・TOR・COL
期間 2012~2017*1
総額 6年1億600万ドル(年平均1700万ドル)
fWAR 10.8
契約評価 失敗
MLB通算517盗塁をマークした「韋駄天」。
メッツ時代は毎年40盗塁を狙える俊足に加え、3割近いアベレージを残せるバットコントロール、さらにはライフルの異名を誇る強肩まで持ち合わせるなど走攻守すべてにおいてハイレベル。
FAイヤーの2011年には首位打者のタイトルを獲得し、オフにマーリンズに6年1億600万ドルの大型契約で入団。
せっかく球界を代表するショートを獲得したにも関わらず、マーリンズでプレーしたのはわずか1年。
メジャーリーグにちょっとでも詳しい方ならだれでも知っているマーリンズ球団史に残る悪名高いファイヤーセールでブルージェイズに放出されてしまったのだ。
ブルージェイズ時代は故障に苦しむも、俊足は健在で、2014年には30盗塁を記録。
しかし、地区1位を狙うブルージェイズにとっては物足りなかったのか、2015年途中に当時の球界トップショートのトゥロウィツキーとトレードされ、ロッキーズに移籍。
ロッキーズ時代はDVで起訴、そのままDFAと散々で、わずか47試合の出場で終わってしまいファンから大バッシングを受けることに。
トータルで見れば、この契約はひどいもので、特にロッキーズは被害しか受けていない気が…。
2020年に引退を発表しており、現在は歌手として活躍中だとか。
Nishiのひとりごと
ロッキーズに甚大な被害を与えたレイエスですが、今思えば、マーリンズのファイヤーセールの被害者でもあるんですよね。
ちなみに悪名高いファイヤーセールの概要は
【ブルージェイズ獲得】
・ジョシュ・ジョンソン
・マーク・バーリー
・ホセ・レイエス
・エミリオ・ボニファシオ
・ジョン・バック
↑↓
【マーリンズ獲得】
・ヘンダーソン・アルバレス
・アデイニー・エチャバリア
・ユネル・エスコバー
・ジェフ・マシス
・ジャスティン・ニコリーノ
・ジェイク・マリズニック
・アンソニー・デスクラファニー
というもの。
当時はめちゃくちゃマーリンズが叩かれましたが、
・エチャバリア
・マリズニック
・アルバレス
・デスクラファニー
とそこそこ活躍した選手を獲得しており、結果としてみればトントンだったかも。
*1:後述の不祥事で2016年開幕前にリリース