R.A.ディッキー
TEX(2001,2003-2006)-SEA(2008)-MIN(2009)-NYM(2010-2012)-TOR(2013-2016)-ATL(2017)
通算成績 400試合 120勝118敗 防御率4.04 1477奪三振 fWAR18.5
獲得タイトル:サイ・ヤング賞1回、最多奪三振1回、ゴールドグラブ賞1回
2012年 34試合 20勝6敗 防御率2.73 230奪三振 fWAR4.7
魔球「高速ナックル」の使い手
2012年にナックルボーラーとして史上初となるサイ・ヤング賞を獲得した名投手。
メジャーデビュー当初はスプリットなどを武器とするいわゆる普通のピッチャーだったが、メジャー7年目にナックルボーラーに転向。
メジャー定着は36歳となる2010年と遅咲きだったが、肘に負担がかからず、球速も要求されないナックルボーラーということもあり、それから8年連続で規定投球回に到達するなど息の長い活躍を見せた。
球種は超スローボール、ナックル、オリ変の高速ナックル。
ディッキーの投げるナックルボールは130キロ台と非常に速いためオリ変で再現。
Nishiのこぼれ話
今、メジャーではナックルボーラーは絶滅寸前。
2000年台はティム・ウェイクフィールド、10年台はディッキーに加え、スティーブン・ライトがフルタイムのナックルボーラーとして活躍していたが、20年台はニッキー・ジャニスのみ。
そのジャニスも2022年はメジャーに上がれなかったこともあり、22年は投手で誰もナックルを投げないという非常事態が起こってしまった。