ジョーイ・ギャロ
TEX(2015年-2021)-NYY(2021-2022)-LAD(2022)-MIN(2023-)
通算成績 752試合 .199 471安打 177本塁打 386打点 29盗塁 fWAR15.0
獲得タイトル:ゴールドグラブ賞1回
2021年 153試合 .199 99安打 38本塁打 77打点 6盗塁 fWAR4.2
Dの意志を継ぐもの
某掲示板で生まれた伝説の指標「アダム・ダン率」。
これは、三振か四球か本塁打かと言われるくらいな極端なバッティングスタイルで知られたアダム・ダンにどれだけ似ているかを表す指標で、(本塁打+四球+三振)÷打席の計算式で導き出される。
本家アダム・ダンのアダム・ダン率の最高値は56.7%。通算でも49.9%とクレイジーな数字。
これを上回ったのが今回査定したジョーイ・ギャロだ。
ギャロもアダム・ダン同様、極端なバッティングスタイルの持ち主で、2021年には歴代最高となるアダム・ダン率59%を記録。
内訳は本塁打38本、三振213、四球111で、良くも悪くも異常な成績。
ちなみに、ギャロはシーズンによっては単打よりも本塁打が上回ることもあり、2019年には史上初となる通算単打100本よりも先に100本塁打を達成している。
ポジションもダン同様、外野手だが、本家とは異なり守備は軽快。
2020年から2年続けてゴールドグラブ賞を獲得し、その間のDRSはそれぞれ13、15と超優秀。
2022年以降、ギャロは低打率ぶりがさらに悪化。
今シーズンも.174とスランプに陥っており、このままではメジャーの表舞台から去る日はそう遠くないだろう。
ちなみに、ギャロが不振に陥った2022年からはフィリーズのカイル・シュワーバーがダン、ギャロを彷彿とさせる成績*1を残しており、「Dの意志」はまだまだ受け継がれそうだ。
Nishiのこぼれ話
アダム・ダン率について色々と調べていたところ、「ジョーイ・ギャロ率」たる指標を発見。
こちらは本塁打÷単打というシンプルな算出方法で、当たれば本塁打になるというロマン砲度合いを測る指標らしい。
*1:9月3日時点で打率.191・39本塁打・174三振・103四球、アダム・ダン率は52%