ロナルド・アクーニャJr.
ATL(2018-)
通算成績 673試合 .292 767安打 161本塁打 402打点 180盗塁 fWAR26.7
獲得タイトル:盗塁王2回、シルバースラッガー賞2回、新人王
2023年 159試合 .337 217安打 41本塁打 106打点 73盗塁 fWAR8.3
史上初の40-70
2023年にMLB史上初となる40本塁打・70盗塁を達成した稀代のスーパースター。
今シーズンはピッチクロックとベースのサイズ拡大の影響で盗塁数の増加が予想されたが、まさかこれほどの成績を叩き出す選手が出てくるとは夢にも思わなかった。
リーグトップの73盗塁と聞くと、リーグ屈指の走力を誇っていると思われがちだが、スタットキャストのスプリントスピードでは中の上程度。
前述のルール変更が追い風になったことは間違いないだろう。
また、今シーズンはバッティングに大幅な改善が見られ、今までのフルスイング一辺倒からカウントに応じて軽打に切り替えるようになり、アベレージも残せる打者に成長。
これだけの成績を残していればMVPは当確と思われるが、今シーズンは最強のユーティリティプレイヤーという更なる高みに上り詰めたベッツがライバルとして立ち塞がる。
当初はベッツ優勢と考えられていたが、アクーニャがシーズン最終盤で怒涛の追い上げを見せ、fWARは互角となる8.3でフィニッシュ。rWARでもベッツ8.4、アクーニャ8.1と大差はなく「40-70」のインパクトでアクーニャ優勢の流れに傾きつつある。
査定に関して
走力A
今シーズンのアクーニャの走力をどうするか問題はかなり厄介。*1
スタットキャストでは画像のように中の上程度。
いつもなら走力Cにしているところだが、これでは盗塁Aにしたところでオーペナで40盗塁も出来ない能力。
数バージョン作成したところ、やはり走力Aにしないとオーペナで盗塁王は獲れないという結論に辿りつき今回は「走力A」という査定にしました。
画像はオーペナで理想的な成績を残したもの。なお、これだけ優秀なリードオフマンを入れたにも関わらず阪神は5位に沈んでいた…。
Nishiのひとりごと
アクーニャは日米野球2018のメジャー代表メンバーとして来日。
当時はメンバーが地味などと言われていたが、
・アクーニャJr.
・ソト
・リアルミュート
とのちに球界を代表する選手が3人も出場しており、生で見られたのはいい思い出。
*1:よくよく考えると、アクーニャは2023年を除けばスプリントスピードはずっとトップクラスだけに走力Aで問題ないかもしれない。これは来年以降のスプリントスピードで走力が衰えたのか、それとも1シーズン限りのことなのか判断できそう。