ジェイムソン・タイヨン
PIT(2016-2019)-NYY(2021-2022)-CHC(2023-)
通算成績 173試合 59勝45敗 防御率4.00 850奪三振 1セーブ fWAR15.3
獲得タイトル:特になし
2022年 32試合 14勝5敗 防御率3.91 151奪三振 fWAR2.3
フェニックス・タイヨン
2014年、2019年と2度のトミー・ジョン手術に加え、2017年には精巣がんの手術と数々の苦難から舞い戻ってきたメジャーリーガー。
多彩な変化球と通算与四球率2.23、2022年は1.62と高いレベルのコントロールが光る好投手で、2022年にはチームトップとなる14勝を挙げている。
同年オフにはFAとなり、カブスと4年6800万ドルの大型契約を結んでいる。
カブス1年目は防御率4.84と期待を裏切る成績に終わり、2024年の成績予想でも防御率4点台半ばから後半という厳しい数字が並んでしまっている。
とはいえ、速球のスピードは落ちておらず、コントロールも相変わらず優秀なのでスティール、今永に次ぐ先発ローテーション3番手としての役割は全うしてくれそうだ。
球種はスライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップ。
多彩な球種の中でも特にカーブの評価は高く、2022年はRun Valueプラス8、被打率は.168と打者を見事に抑え込んだ。
シンカーもレパートリーに入れたいところだったが、5球種になってしまうため今回はオミット。
査定に関して
4球種、コントロールAと基礎能力が優秀だったので凶悪な効果が出やすい赤特で補正をかけています。
一発
タイヨンの欠点は被本塁打が多いこと。
2022年は26回、2023年は27回も飛翔している。
スロースターター
初回の防御率は4.78と立ち上がりに苦しむ場面が度々見られた。
対ランナー
ランナーを1塁に背負った場面では被打率.321とピッチングに精細を欠く。
得点圏被打率は.184、ランナー2塁の場面は.154としっかり抑えているため、ランナーが視界に入らなければOKらしい。
今思うと多分クイックが苦手。