ニック・マーケイキス
BAL(2006-2014)-ATL(2015-2020)
通算成績 2154試合 .288 2388安打 189本塁打 1046打点 66盗塁 fWAR28.8
獲得タイトル:シルバースラッガー賞1回、ゴールドグラブ賞3回
2008年 157試合 .306 182安打 20本塁打 87打点 10盗塁 fWAR6.1
ダイビングキャッチの達人
ライトとして歴代最高の守備率.994を記録した守備の名手。
キャリアを通してノーエラーで終えたシーズンは4回を数え、守備率が1位になったシーズンはなんと7回。
2012年8月10日から2015年6月26日までののべ、398試合ノーエラーという偉業も達成しており、当然ながら歴代1位の記録となっている。
エラーが少ないということは、消極的な守備なのではと一見思われがちだが、マーケーキスはダイビングキャッチを果敢にトライしており、ほぼすべて成功させている。
バッティング面も優秀で、オリオールズ時代は毎年のように3割近いアベレージをマーク。通算でも2388安打を放っており、2019年にMLBが組んだ「次の3000安打達成者は誰?」という特集ではダークホース(大穴)枠でマーケイキスの名が上がるほど。
コロナ禍もあって2021年開幕前に現役引退を表明し、3000本安打は叶わなかったが、ヒットメイカーとしては一流だった。
キャリアハイは2008年。同年は2連続となる3割・20本塁打に加え、99個の四球を選び、出塁率は.406と強打者級の数字を記録。ディフェンス面では17補殺と自慢の強肩を存分に発揮した。
攻守にわたって隙のない活躍を見せたこともあり、rWARではリーグトップの7.4を叩き出した。