ベンジー・モリーナ
ANA(1998-2005)-TOR(2006)-SF(2007-2010)-TEX(2010)
通算成績 1362試合 .274 1317安打 144本塁打 711打点 3盗塁 fWAR11.9
獲得タイトル:ゴールドグラブ賞2回
2003年 119試合 .281 115安打 14本塁打 71打点 1盗塁 fWAR2.1
モリーナ兄
モリーナ三兄弟の長男。
モリーナ三兄弟は末っ子のヤディアーだけがフォーカスされるが、実は長男のベンジーもゴールドグラブ賞2回とヤディアーに引けを取らない実績を残している。
ベンジーはアナハイム・エンゼルスの正捕手として起用され、2002年には強肩と巧みなリードで投手陣を引っ張り、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献。
バッティングでも2003年から7シーズン連続で二桁本塁打を放ち、アベレージでも2割台後半をコンスタントにマークしており、選球眼さえ伴えばヤディアーと肩を並べるくらいの名捕手になれただろう。
ちなみに、次男のホセ・モリーナとはエンゼルス時代に正捕手と控え捕手との関係であり、ベンジー休養日にはホセがスタメンマスクを被ることが多かった。
査定に関して
走力G
超鈍足で知られており、ベースランニングの指標も毎年ワーストクラス。
肩S
ベンジーはヤディアー同様キャノンアームの持ち主で、2002年・03年と2シーズン連続でリーグ最高の盗塁阻止率を記録している*1。
悪球打ち
2003年に選んだフォアボールはわずか13と選球眼は皆無。
Nishiのこぼれ話
モリーナ三兄弟のバッティング・ディフェンスに序列をつけると
・ミート力:ヤディアー>ベンジー>>ホセ
・パワー:ヤディアー=ベンジー>>ホセ
・肩:ヤディアー>ホセ>ベンジー
・フレーミング:ヤディアー>ホセ>ベンジー
という形になりそう。
次男のホセ・モリーナはヤディアーに匹敵する強肩とフレーミングを兼備していたが、通算打率.233とバッティングが苦手なこともあり、基本的に控え捕手として起用されることが多かった。
関連選手:モリーナ三兄弟
弟ことヤディアー
*1:2002年.449、2003年.444