ダニエル・マーフィー
NYM(2008-2015)-WSH(2016-2018)-CHC(2018)-COL(2019-2020)
通算成績 1452試合 .296 1572安打 138本塁打 735打点 68盗塁 fWAR20.9
獲得タイトル:シルバースラッガー賞2回
2016年 142試合 .347 184安打 25本塁打 104打点 5盗塁 fWAR4.7
ポストシーズン男
通算OPS7割台のセカンドとしては中の上レベルのバッターが2015年のポストシーズンで大覚醒。
ディビジョンシリーズ初戦でクレイトン・カーショウからホームランを放ったのを皮切りに本塁打を量産。その後、4戦目・5戦目も本塁打を放ち、カブスとのリーグチャンピオンシップでは全試合で本塁打を記録。最終的に歴代2位のポストシーズン7本塁打という大記録を打ち立てた。
ポストシーズンで覚醒したバッティングはナショナルズに移籍してからもしっかり持続。
移籍1年目の2016年はシーズン最終盤でラメイユには敗れたもののリーグ2位の打率.347をマーク。長打力も磨きがかかり、リーグトップの47二塁打・キャリアハイの25本塁打・リーグトップのOPS.985と最高のシーズンを送った。
2017年も打率.322・23本塁打と前年と遜色ない活躍を見せるも、翌年以降は調子を落とし、2020年をもって現役を退いている。
2016年・17年のバッティングはセカンドとしても歴代トップクラスであった一方、守備は通算DRSマイナス68という数字が示すようにワーストクラス。
特に2016年はバッティング面ではMVPクラスの成績を残したものの、ディフェンス面でDRSマイナス12と不味い数字に落ち込みMVP争いではクリス・ブライアントに後塵を拝することになった。
査定に関して
対ストレート◯
速球に抜群の強さを誇り、2016年は対速球打率が.393と驚異的な数字を誇った。
悪球打ち
柔軟なバッティングでボールゾーンに外れたボールも悠々と打ち返し、リーグトップのボールゾーン打率.309を記録した。