ジェイコブ・デグロム

NYM(2014-2022)-TEX(2023-)
通算成績 215登板 84勝57敗 防御率2.53 1652奪三振 fWAR42.6
獲得タイトル:サイ・ヤング賞2回、最優秀防御率1回、最多奪三振2回、新人王
2021年 15登板 7勝2敗 防御率1.08 146奪三振 fWAR4.9
デグロミネーター
最速164キロ、常時160キロの豪速球と150キロ台で鋭く曲がるスライダーが武器の現役最強投手のひとり。
2017年まではロングヘアーが目印だったが、2018年開幕前にバッサリ断髪。このことが直接の要因かは分からないものの、2018年は速球の平均球速が96マイルと前年から2マイルも伸び、メッツのエースから球界を代表する剛腕に変貌。
2018年は勝ち運には全く恵まれず、10勝9敗に留まったものの、リーグトップの防御率1.70と敵なしのピッチングを披露し、サイ・ヤング賞のタイトルに輝いた。
コロナ明けの2021年には速球の平均球速が99マイルと異次元の領域に突入。開幕から7月の時点での防御率は0.95と球史に残る無双ぶりだったが、デグロム自身の肉体が豪速球についてこれず、オールスター後は全休。もし、怪我がなかったらボブ・ギブソンが1968年に記録した防御率1.32を更新できたかもしれなかっただけに惜しまれるシーズンとなった。
2022年オフにFAになると、レンジャーズが5年1億8500万ドルと34歳の投手に対しては規格外のオファーを提示し、移籍が決定。
2023年はア・リーグサイ・ヤング賞の最有力候補として期待を集めるも、わずか6試合投げただけでトミー・ジョン手術になりシーズン終了。チームはワールドシリーズ制覇を成し遂げたものの、デグロムにとっては涙を流すほど悔しいシーズンに終わった。
このトミー・ジョン手術は2度目のもので、リハビリは長期化しており、おそらく復帰は2025年になりそうだ。
球種はHスライダー、カーブ、スプリットチェンジ。デグロムのチェンジアップは150キロ台をコンスタントに計測するため、オリ変で再現。また、カーブは2021年に関しては1試合に1球程度しか投げていなかったが、翌年以降は投球のレパートリーに加わっているためあえてオミットせず。
デグロムの高速スライダーは被打率.096、Run Valueプラス16と全盛期は魔球として猛威をふるった。




査定に関して
ノビA
デグロムのフォーシームは弾丸のような美しい軌道を描き、基本的にホップ成分も大きめ。
被打率も.158、Run Valueもプラス18と非常に優秀だった。
リリース◯

画像のようにデグロムは全ての球種をほぼ同じリリースポイントで投げ込む。
球速安定
2021年は平均99.2マイル(159.6キロ)をマーク。
対ランナー◯
ランナー1-3塁のシチュエーションでの被打率は.000。
デグロムはランナー2-3塁、フルベースの場面でも1本のヒットを許しておらず、次回作で作成する機会があれば要所◯をつけたいところ。
ポーカーフェイス
援護がなくても淡々と投げ続ける印象。マウンドでも雄叫びを上げることは少なめ。
負け運
The デグロムって感じの赤特。2021年も援護率は1.37と相変わらず無援護に苦しんだ。