ランディ・アロザレーナ
STL(2019)-TB(2020-2024)-SEA(2024-)
通算成績 487試合 .265 463安打 71本塁打 254打点 80盗塁 fWAR10.9
獲得タイトル:新人王
2023年 151試合 .254 140安打 23本塁打 83打点 22盗塁 fWAR3.1
ドヤ顔腕組みおじさん
WBC2023年大会で一躍有名になった「ドヤ顔腕組みポーズ」がトレードマークのアスリート系外野手。
ポストシーズンやWBCといった短期決戦に強いのが特徴で、2020年のポストシーズンではルーキーにも関わらず、歴代最多の10本塁打と大暴れ。
また、WBCでは亡命先のメキシコ代表として出場すると、打率.450とハイアベレージを残し、大会ベストナインに選ばれている。
メジャーに定着してからの3シーズン連続で20-20*1を達成するなどパワーとスピードを兼ね備え、2022年にはチームトップの32盗塁を記録している。
2024年はトレードの目玉候補と噂されるも、7月25日の時点で打率.211と不調気味。今回のトレードデッドラインではまだ出さないなどの声もあった中、7月26日にマリナーズに電撃移籍が決定。
今回のトレードではマリナーズがエイデン・スミスら3人のプロスペクトを手放すことになったが、最大で2年半保有できることを考えると最低限の代価で済んだ印象。
アロザレーナは三振が多く、投手有利のTモバイルパーク(旧セーフコフィールド)でどれくらいの成績を残せるかはかなり未知数だが、アストロズとの地区優勝争いの起爆剤になれるのか、要注目だ。
査定に関して
守備C
WBCでの活躍だけを見るとアロザレーナ=守備の名手というイメージだが、実際のレフト守備はDRSプラス4と平均よりちょっと上手い程度。
とはいえ、2023年は失策数が激減(2022年:リーグ最多の5失策、2023年:ノーエラー)しており、堅実さには定評が出てきた模様。
選球眼
2023年のBB %はMLBでも上位23%と選球眼は◎。同年は80四球を選び、出塁率は.364と打率より1割以上も高い数値を残した。
*1:20本塁打-20盗塁