ウィリー・メイズ
SF(1951-1952,1954-1972)-NYM(1972-1973)
通算成績 2992試合 .302 3283安打 660本塁打 1903打点 338盗塁 fWAR149.8
獲得タイトル:MVP2回、首位打者1回、本塁打王4回、盗塁王4回、ゴールドグラブ賞12回、新人王
1955年 152試合 .319 185安打 51本塁打 127打点 24盗塁 fWAR9.0
The Say Hey Kid
5ツールをハイレベルで兼ね備えた「コンプリートプレイヤー」。
MLB史上ひとりしかいないシーズン50本塁打とシーズン40盗塁のどちらも達成したことのあるメジャーリーガーで、守備では「The Catch」で知られるように広い守備範囲を誇り、まさに攻守にすきのないメジャーリーガーだった。
このタイプの選手はWARがとんでもなく伸びる傾向にあるが、メイズも例外ではなく、ベーブ・ルース(162.8)、ボンズ(162.1)に次ぐ歴代3位のrWAR156.2を記録している。
トップクラスの成績と陽気なキャラクターも相まって、メイズは絶大な人気を誇り、オールスターには歴代2位タイとなる20回出場している。
引退後もメイズに憧れ、メイズのような5ツールプレイヤーを志す黒人系メジャーリーガーが後を絶たず、ボンズやグリフィーがのちにその地位を継承していった。
引退後もジャイアンツOBとしてメモリアルイベントによく顔を出していたが、2024年に93歳で死去したという訃報が流れ、MLBファンを悲しませた。
査定に関して
史上最高の5ツールプレイヤーの名に恥じぬよう強力な能力に仕上げました。
プルヒッター&流し打ち
メイズは基本長打狙いで、プルヒッティングをしていたが、監督のサインに応じてセンターからライト方向に流し打てる器用さを誇っていた。