ゲリット・コール
通算成績 300試合 145勝75敗 防御率3.17 2152奪三振 fWAR43.9
獲得タイトル:サイ・ヤング賞1回、最多勝利1回、最優秀防御率2回、最多奪三振1回
2019年 33試合 20勝5敗 防御率2.50 326奪三振 fWAR7.5
コール・トレイン
最速163キロ、平均でも97マイル強の豪速球が武器の現役最強のパワーピッチャーのひとり。
パイレーツ時代はチーム方針でツーシームを軸にしたピッチングをしていたが、アストロズ移籍後は自慢のデータ班のアドバイスでツーシームを封印し、高めのフォーシーム中心のピッチングにシフトチェンジ。
これが功を奏し、2018年は15勝、チーム2位の防御率2.88、リーグ2位*1の276奪三振とジャスティン・バーランダーとのダブルエース体制を確立した。
2019年はチーム記録を更新する326奪三振とドクターKとして大活躍。先発投手としてはMLB歴代1位となる奪三振率13.8というとんでもない数字を樹立した。
サイ・ヤング賞争いではチームメイトのジャスティン・バーランダーに敗れたものの2位に輝き、オフには投手としては歴代最高額となる9年3億2400万ドルでヤンキースに移籍した。
ヤンキース時代も契約に応えるエースとしてのピッチングを続け、2023年には自身初となるサイ・ヤング賞の栄冠に輝いている。
2024年は右肘の故障で出遅れ、8月16日時点で防御率4.70とコールらしからぬ不調に苦しんでいる。
査定に関して
ノビA
コールのフォーシームはキャッチャーミットに吸い込まれるかのようにズガンと決まる。2019年はフォーシームを1733球投じたが被打率.166と素晴らしい制圧力を誇った。
フライボールピッチャー
コールはフライが多く、2019年もゴロ率下位34%にとどまっている。そのためか予期せぬ一発を浴びる場面も見られ、2019年は29被本塁打を浴びている。
短気
コールはとにかくプライドが高い。そのためかチームメイトと衝突することもあり、大学時代はトレバー・バウアーと、ヤンキース時代はガードナーと険悪な関係になってしまった。また、試合でも打ち込まれるとイライラが隠せなくなり、ベンチでブチ切れている場面が中継で抜かれることも。
*1:ちなみにいずれも1位はバーランダー