ジョーイ・ボットー
CIN(2007-2023)
通算成績 2056試合 .294 2135安打 356本塁打 1144打点 80盗塁 fWAR58.8
獲得タイトル:MVP1回、ゴールドグラブ賞1回、ハンク・アーロン賞1回
2017年 162試合 .320 179安打 36本塁打 100打点 5盗塁 fWAR6.2
カナダのイチロー
ずば抜けた選球眼を誇る2010年代を代表する強打のファースト。
キャリアを通しての通算出塁率は.409、リーグ最高出塁率は7回、100四球以上を選んだシーズンは6回と、とにかく出塁能力が高いのが特徴。
2011年以降は、選球眼が異次元の域に到達し、球審もボットーが見逃せばボールと判断するレベルに*1。
バッティングでは広角に鋭く打球を飛ばし、毎年30本塁打前後をクリア。通算でも2000本安打・300本塁打・1000打点のマイルストーンに到達しており、将来の殿堂入りも期待されている。
また、ボットーは内野へのポップフライが極端に少ないことでも知られており、メジャーデビューから2019年4月17日のドジャース戦までファーストフライを打ち上げたことがなかったという珍エピソードも残している。
ボットーはレッズのフランチャイズプレイヤーとして2023年までプレー。当初はレッズのフランチャイズとしてキャリアをまっとうすると考えられていたが、本人はまだやれるとメジャー復帰に意欲的で、現在は出身のカナダに本拠地を置くトロントブルージェイズ傘下の3Aに在籍している。
ボットーは硬派なイメージが強いが、旧友のイチローに3000本安打を記念して51枚のピザを送り届けたり、チームメイトのザック・コザートがオールスターに選ばれた際にロバをプレゼントするなど独特なユーモアセンスの持ち主としても知られている。
査定に関して
粘り打ち・カット打ち・選球眼
ボットーは待球タイプの選手にしては三振が少なく、今回作成した2017年も134四球を選びながら三振はわずか83。その要因の一つにボットーが厳しいコースに投げられたボールをカットする能力に長けていることがあげられている。
ラインドライブ
内野フライの異常な少なさから。
*1:3ボールなのに四球を宣告され、本人、球審含め誰も気づかないままプレーが続行されてことも