トム・グラビン
ATL(1987-2002)-NYM(2003-2007)-ATL(2008)
通算成績 682登板 305勝203敗 防御率3.54 2607奪三振 fWAR66.7
獲得タイトル:サイ・ヤング賞2回、最多勝利5回、シルバースラッガー賞4回
1998年 34登板 20勝11敗 防御率2.55 192奪三振 fWAR5.4
300勝左腕
グレッグ・マダックス、ジョン・スモルツと共にアトランタ・ブレーブスの先発三本柱のひとりとして大活躍したサウスポー。
グラビンもチームメイトのマダックスと同じく技巧派ピッチャーであり、多彩な変化球が持ち味。また、通算QS率64パーセントという数字が示すようにグラビンはゲームメイクに非常に長けており、確実に計算できるピッチャーでもあった。
高いQS率のおかげでグラビンは通算で歴代21位、左投手としては歴代4位の通算305勝をマーク。2014年には有資格1年目で得票率91.9パーセントと圧倒的な支持を集め、チームメイトのマダックスと共に殿堂入りを果たしている。
翌年の2015年にはジョン・スモルツも有資格1年目で殿堂入りを果たし、ブレーブス先発三本柱全員がクーパーズタウンにレリーフを飾ることとなった。
球種はツーシーム、Hスライダー、カーブ、サークルチェンジ。
査定に関して
バント◯
グラビンは4回もシルバースラッガー賞に輝いたことからも分かるようにバッティングが得意なピッチャー。通算で1本塁打とパワーはそれほどなかったが、送りバントが非常に上手く、投手としては歴代1位の通算216犠打を記録している。
ケガしにくさA
グラビンは22年に及ぶキャリアの中で故障者入りしたのはわずか1回*1。メジャーに定着した1988年から2007年までは先発ローテーションを完璧に守りきっている。
関連選手:ブレーブス先発三本柱
グレッグ・マダックス
ジョン・スモルツ
*1:ラストイヤーの2008年にふくらはぎを故障