ネルソン・クルーズ
MIL(2005)-TEX(2006-2013)-BAL(2014)-SEA(2015-2018)-MIN(2019-2021)-TB(2021)-WSH(2022)-SD(2023)
通算成績 2006試合 .274 2058安打 459本塁打 1302打点 83盗塁 fWAR41.2
獲得タイトル:本塁打王1回、打点王1回、シルバースラッガー賞4回、エドガー・マルティネス賞2回
2015年 152試合 .302 178安打 44本塁打 93打点 3盗塁 fWAR5.0
Boomstick
3度のシルバー・スラッガー賞指名打者部門に輝いた2010年代屈指の強打のDH。
2005年にメジャーデビューをしてから最初の4シーズンはいわゆる4Aクラスの選手で、2008年オフには阪神タイガース入りが濃厚に。なお、阪神はどういうわけかケビン・メンチを獲得し、タイガース入りは幻となった。
メジャー5年目の2009年はライトのレギュラーとして定着し、チーム最多の33本塁打をマーク。ここからクルーズはMLB屈指のスラッガーとして活躍していくことに。
2014年には40本塁打を放ち、本塁打王のタイトルを獲得。オフには長らく長距離砲不足に悩むマリナーズと4年5800万ドルの契約を結んだ。
リッチー・セクソンをはじめ多くの強打者がマリナーズに入団すると不振に陥り、不良債権となったため、クルーズも同じような目に遭うのではと多くのマリナーズファンが不安がったがクルーズは別。
マリナーズ1年目となる2015年は投手有利のセーフコフィールドでプレーしながら2度の5試合連続本塁打を達成。最終的にキャリアハイかつリーグ2位の44本塁打を放ち、シルバースラッガー賞にも輝いた。
契約2年目以降もパワーは衰えず、クルーズはマリナーズ時代の4年間で163本塁打(年平均40発)を記録。マリナーズとしては最高のお買い物になった。
ツインズに移籍した2019年には打率.311・41本塁打と39歳とは思えないバッティングを披露。好調の要因はよく寝たことで、クルーズの進言でツインズの本拠地ターゲット・フィールドには仮眠室が設けられた。
クルーズは通算で464本塁打を放ったが、ドーピングで告発されたことがあり、将来の殿堂入りは絶望的。
査定に関して
チャンスF
2015年のクルーズの得点圏打率は.291。ここだけ見ればチャンスD、悪くてEが妥当だが、この年のクルーズは44本塁打中、31本がソロ本塁打。当時のメディアやSNSではチャンスで打てないと言われていた印象。