クレイグ・ビジオ
HOU(1988-2007)
通算成績 2850試合 .281 3060安打 291本塁打 1175打点 414盗塁 fWAR65.8
獲得タイトル:盗塁王1回、シルバースラッガー賞5回、ゴールドグラブ賞4回
1997年 162試合 .309 191安打 22本塁打 81打点 47盗塁 fWAR9.7
キラーB's
MLB歴代25位の通算3060安打を放ったアストロズ球団史上最高のヒットメイカー。
メジャーデビュー当初はキャッチャーとしてプレーしていたが、1992年にバッティングにより専念するためにセカンドへコンバート。
セカンドに移ったことでフロントの思惑通り、ビジオの打撃成績はさらに向上し、1994年にはキャリアハイの打率.318をマーク。スピードもMLBトップクラスで1998年には50盗塁をマークしている。
さらに、ディフェンス面での貢献度も非常に高く、1994年から4年連続でゴールドグラブ賞のタイトルを獲得。守備指標のトータルゾーンも優秀で、1997年にはプラス19を計上している。
また、ビジオを語る上で欠かせないのが、デッドボールの多さ。
ビジオは「当たり屋」と揶揄されるほどデッドボールを受け、現代野球では歴代最多の285死球を記録している。全盛期のビジオは明らかに当たりにいっており、1995年からは3年連続でリーグ最多死球を喰らっている*1。
2015年には有資格3年目にして殿堂入りを実現。ビジオの背番号7はアストロズの永久欠番に指定されている。
息子のギャバン・ビジオもメジャーリーガー。ギャバン・ビジオは2019年にトロント・ブルージェイズでゲレーロJr.やボー・ビシェットと共に2世トリオの一員としてメジャーデビュー。ギャバンは、バッティング面での対応に苦しみ、メジャー定着には至っていない。
査定に関して
チャンスメーカー
ビジオはキャリアの大半をリードオフマンとしてプレー。
MLB歴代4位の53本の先頭打者ホームランを放っている。
Nishiのこぼれ話
ビジオがプレーした時期のアストロズはビジオを含め、名前がBで始まる選手がチームのコアメンバーになることが多く、キラーB'sとして恐れられたとか。
関連選手:キラーB's
ジェフ・バグウェル(近日アップ予定)
ランス・バークマン
カルロス・ベルトラン
*1:晩年は流石にキツくなったのか、ボールを避けるようになり、メジャー最終年は153試合で3死球にまで減っている