ギャビン・ストーン
LAD(2023-)
通算成績 33登板 12勝6敗 防御率4.52 138奪三振 1セーブ fWAR1.6
獲得タイトル:特になし
2024年 25登板 11勝5敗 防御率3.53 116奪三振 fWAR2.1
投壊ドジャースで孤軍奮闘
シンカー方向に落ちるチェンジアップを武器にするゲームメイクに長けた先発右腕。
メジャー実質1年目の今シーズンは開幕から先発ローテーション入り。グラスナウ、山本、パクストンら開幕ローテーションに選ばれたピッチャーが次々と故障離脱する中、ストーンはローテーションを守り、前半戦を防御率3.26という好成績で切り抜けた。
しかし、後半戦は疲れからか被本塁打が増加。苦しいなかでも試合はしっかりつくり、なんだかんでチームトップの11勝をマーク。ポストシーズンの先発1番手として期待されていたが、9月18日に右肩を痛めて戦線を離脱。
ロバーツ監督曰く、今シーズン中の復帰は絶望的とのことで、一足早くシーズン終了となってしまった。
ストーンの離脱により、ただでさえ厳しいドジャースの先発ローテーションは崩壊状態。現状一番手はジャック・フラハティだが、フラハティは安定感に欠け、2番手の山本は長いイニングを投げることができない。ポストシーズンはかなり厳しそうだ。
ちなみに、2024年のドジャース先発投手陣は開幕前から「メンバーは一見すると豪華で、MLBトップクラスの布陣。だが、実際は故障持ちが多く、山本もメジャーの過酷なローテーションに耐えられるか未知数。崩壊の可能性も」という評価で、最悪の予想が的中してしまう形になった。
球種はツーシーム、スライダー、サークルチェンジ。
ストーンは他にもカッター、カーブ、スウィーパーも投げることができるが、さすがに4球種以上は防御率の面で難しかったためオミット。
決め球のサークルチェンジは被打率.178、Run Valueもプラス6と優秀だった。
査定に関して
低め◯
ストーンは基本的に低めに変化球を集めるピッチングが持ち味。
特にチェンジアップは左バッターの外角低めにキレイに集まっていた。
一発
ストーンの被本塁打率は1.2と高め。
球威にかけるためか、甘いところに入ったフォーシームをスタンドに運ばれる場面が目立った。