エリー・デラクルーズ
CIN(2023-)
通算成績 258試合 .250 251安打 38本塁打 120打点 102盗塁 fWAR8.2
獲得タイトル:盗塁王1回
2024年 160試合 .259 160安打 25本塁打 76打点 67盗塁 fWAR6.4
シンシナティの赤い彗星
規格外の身体能力が売りのシンシナティのスピードスター。
2023年シーズン途中にメジャーデビューを果たすと、98試合の出場ながら
・6月23日のブレーブス戦でサイクルヒット
・7月8日のブルワーズ戦で同一打席中に3盗塁
・7月16日のブルワーズ戦でスタットキャスト導入後の内野手の送球としては歴代最速の157キロを計測
・チームトップの35盗塁
とインパクト抜群の大活躍。
2024年はメジャー2年目にして40-40が狙える逸材と期待を集めると、本塁打こそは25本にとどまったが、盗塁数はリーグぶっちぎりトップの67盗塁で20-60を達成。
同年は14試合でマルチ盗塁、5月16日のドジャース戦と7月28日のレイズ戦では1試合で4盗塁と驚異的なスピードを見せつけた。
一方で、これまたリーグトップの218三振を喫し、特に変化球への対応には課題が残すなど、バッティングはまだまだ荒削り。
また、キャノンアームで魅せるショート守備もOAAこそは上位2%と優秀だったが、雑なプレーも目立ちDRSはマイナス2、UZRもマイナス8.4と振わなかった。
デラクルーズはポジションこそは違えど殿堂入り野手ゲレーロシニアを彷彿とさせるセンスと身体能力を誇り、バッティングの粗さと雑なプレーが改善されれば、現役No.1ショートになれるポテンシャルを秘めている。
2025年も要注目なメジャーリーガーの一人だ。
査定に関して
対左F
2024年は
対右投手:打率.275、OPS.876
対左投手:打率.224、OPS.661
と左投手には大苦戦。
盗塁B
ハイライトなどの印象では電光石火をつけたくなるレベルで走りまくっていたが、盗塁成功率は81%と金特をつけるかどうかは微妙な数字。
ラインドライブ
芯で捉えた打球はスタントンのように弾丸ライナーでスタンドに突き刺さる!
扇風機
リーグ最多の218三振
調子極端
デラクルーズは19回の猛打賞を記録。正直固め打ちをつけるか悩んだが、デラクルーズは調子のムラが大きく、打てる時はとことん打つ、打てない時はブンブン丸というイメージが強かったため調子極端の方を優先。