藤田琉生
東海大相模-日本ハムファイターズから2位指名
高校生No.1左腕
身長198センチの長身から放たれる最速150キロのフォーシームと切れ味抜群のナックルカーブのコンビネーションが光る高校生No.1左腕。
高校3年に入ってから大きく化けた選手ひとりで、その要因は高校野球で二段モーションが認められたことにある。
藤田は一度足を上げてからゆったりと下ろし、再度足を上げ腕を振り下ろすという独特なリズムの二段モーションが特徴的で、本人曰く「リラックスでき、腕や顔もぶれずに真っ直ぐ下ろせるので、制球のばらつきも解消された」とのこと。
夏の甲子園では初戦の富山商業を相手に7回無失点、13奪三振と圧巻のピッチング。続く広陵戦でも6回無失点。準々決勝では関東第一相手に8.1回2失点の粘投も打線の援護に恵まれず惜しくも敗退。
この甲子園での好投で藤田の評価はグンと上がり、ドラフトでも上位指名が確実視されるように。当初は大学進学も視野に入っていたようだが、最終的には高卒でのプロ入りを表明。
コントロール、変化球ともに荒削りだが、持っている素材(と身長)は高校生の中でもトップレベルであり、今後の成長が非常に楽しみな選手のひとりだ。
球種はスライダー、ナックルカーブ、チェンジアップ。
高校時代はなるべく速球で抑えることを意識していたようで、ナックルカーブ以外の変化球の精度は高くはない。
査定に関して
対ランナー×
クイックが使えない場面でのピッチングには不安が残る。
Nishiのひとりごと
ドラフト会議では日本ハムから2位指名。
日本ハムの二軍には金子千尋投手コーチがおり、金子コーチによる魔改造で藤田も大きく化けそうな予感。