ブラッド・ケラー
KC(2018-2023)-CWS(2024)-BOS(2024)
通算成績 166登板 38勝57敗 防御率4.34 538奪三振 2セーブ 5ホールド fWAR7.5
獲得タイトル:特になし
2018年 41登板 9勝6敗 防御率3.08 96奪三振 5ホールド fWAR2.6
経験豊富なシンカーボーラー
ロッテが獲得調査をしていると噂される経験豊富なシンカーボーラー。
ケラーは130イニング以上を4回記録、2019年には規定投球回に到達するなど、先発投手としてメジャーでプレー。
特にルーキーイヤーの活躍は目覚ましく、41登板(20先発)で防御率3.08と下位に低迷するロイヤルズの数少ない希望になっていたことは記憶にも新しい。
ロッテとしては、佐々木朗希のメジャー挑戦で空席となった先発ローテーションの一角を担ってもらいたいところだ。
ケラーは実績こそはあるものの、懸念点として、ルーキーイヤーを頂点に毎年のように成績を落としていることが挙げられ、直近の2024年は防御率5.44。
また、ケラーは奪三振率がキャリアを通して6.72と低く、直球で空振りを奪えないのも不安要素になりそう。
球種はツーシーム、Vスライダー、SFF。
スライダーは縦変化が大きいためVスライダーを採用。ケラーのチェンジアップは90マイル近くをコンスタントに計測していたため今回はSFFで代用。
査定に関して
今回はキャリアハイの成績を残した2018年をベースに作成。
ケラーは確かにこのころはシンカーボーラーであったが、ここ2年間はシンカーの投球割合が下がってきていて、2024年に至っては5%にまで低下。
その代わりにスライダーが投球割合の4割を占めるほどに増加しており、実質的にはスライダーピッチャーと言った方が正しいのかも知れない。
逃げ球
2018年は被本塁打率0.45。
真っスラ
画像のようにケラーのフォーシームはかなりカッター方向に変化している。
ゴロピッチャー
ケラーは打たせてとることを信条にした典型的なグランドボールピッチャー。
2018年のGB%55.6はMLB上位7%に入り、2024年もGB%49.7と高い部類に入っていた。