ムーキー・ベッツ
BOS(2014-2019)-LAD(2020-)
通算成績 1381試合 .294 1615安打 271本塁打 831打点 188盗塁 fWAR59.7
獲得タイトル:MVP1回、首位打者1回、シルバースラッガー賞7回、ゴールドグラブ賞6回、フィールディング・バイブル・アワード4回
2024年 116試合 .289 130安打 19本塁打 75打点 16盗塁 fWAR4.4
パーフェクト・プレイヤー
セカンドとライトをハイレベルで守れるスーパーユーティリティが2024年にショートも守れるパーフェクトユーティリティに進化。
2024年のスプリングトレーニング前はセカンドをメインに守る予定だったが、ショート候補のラックスが送球難に陥り、代役のロハスもバッティングに不安を抱えることから、3月のオープン戦で急遽ショートへコンバート。
練習期間はわずか1か月という中で、ロハスを師匠に猛特訓し、韓国で行われた開幕戦では1番ショートで出場。
慣れないポジションということで、送球エラーや細かいミスが目についたものの、DRSプラス3と当初の想定よりも良い守備力を発揮した。(なお、UZRはマイナス4.9、OAAもマイナス4とイマイチだった)
WAR補正の大きいショートというポジションで
バッティングでも例年通りの数字を残しており、MVPラインのWAR8.0は余裕で突破すると思われていたが、6月16日のロイヤルズ戦で死球骨折。無念の離脱となった。
不幸中の幸いか、リハビリは順調に進み、8月12日に戦線に復帰。復帰後は、慣れ親しんだライトに再コンバートされることとなった。
2025年はドジャースのゴームズGMによるとセカンドでの起用 が濃厚。ドジャースは今オフにフアン・ソトとウィリー・アダメズのダブル獲得に加え、テオスカー・ヘルナンデスとの再契約をもくろんでおり、すべてが叶った場合、外野が飽和状態になるからと考えられる。
査定に関して
走力D・盗塁B・走塁B
ベッツは2018年に30-30を達成するなど俊足のイメージが強いが、ここ数年は毎年のようにスプリントスピードを落としており、2024年はMLB下位31%の26.7フィート/秒にまで低下。
スピードは落ちたが、盗塁・走塁センスは抜群で、盗塁成功率は89%と高水準。スリーベースも5本放った。
リベンジ
今回の最大のこだわりポイント。
今年のベッツのハイライトとして多くのMLBファンが思い出すのが、大谷翔平敬遠→怒りに燃えたベッツが3ランという劇的な展開で試合を決めた9月3日のエンゼルス戦。この怒りのサヨナラ打を表現するには「リベンジ」という響きがあまりにもピッタリ過ぎたので迷わずつけました。
また、ベッツは1イニング目の打率が.245、3イニング目が.319、4イニング目に至っては.484と先発投手と再戦を繰り返す度にアベレージを上げており、リベンジの「前の打席で抑えられた投手と再戦するときにミートがアップ」という効果にも見合った成績を残していた。
関連選手
ムーキー・ベッツ2023年バージョン