マックス・マンシー
OAK(2015-2016)-LAD(2018-)
通算成績 920試合 .228 679安打 195本塁打 537打点 14盗塁 fWAR19.9
獲得タイトル:特になし
2021年 144試合 .249 124安打 36本塁打 94打点 2盗塁 fWAR4.5
“ドジャース再生工場”最高傑作のひとり
エバン・フィリップスの記事でも触れたが、ドジャースは他球団で燻っている選手を一流に魔改造するのも得意な球団。
今回作成したマックス・マンシーは野手としての最高傑作の一人。アスレティックス時代は96試合で6本塁打の冴えない内野のユーティリティという位置づけだったが、ドジャースに移籍してからバッティングのアプローチをフライボール革命に追随する形で全面的に見直すと、2018年から2年連続で35本塁打と球界屈指のパワーヒッターに変身。
基本的にアベレージは残せない典型的な長距離砲だが、マンシーはファースト、セカンド、サードの3ポジションをハイレベルで守ることができ、通算出塁率.352という数字が示すように打てない時期も自慢の選球眼でとりあえず塁には出てくれることから、ドジャースにとって欠かせない選手であり、チームも2023年オフに2年2400万ドルで契約延長を結んでいる。
2024年は開幕からサードでプレーしていたが、5月18日に右脇腹を痛め、無念の離脱。約3ヶ月間の離脱で出場試合数はドジャースに移籍してから*1ワーストの73にとどまった。とはいえ、15本塁打とパワーは健在で、契約最終年となる2025年は再び30本塁打を期待できそう。
査定に関して
チャンスB
マンシーはここぞの場面に強いクラッチヒッター。
2021年の得点圏打率は.347と走者なしの場面と比べて1割2分も当たっていた。
対ストレート◯
2021年は対フォーシームのRun Valueがプラス20、シンカーもプラス11と速球に対して無類の強さを誇った。
チームプレー×
マンシーはどんな場面でもホームラン狙いのバッティング。決して問題児というわけではないが、進塁打などは心掛けないマンシーらしさを再現するためにつけました。
*1:短縮シーズンは除く