ジュリクソン・プロファー
TEX(2012-2013,2016-2018)-OAK(2019)-SD(2020-2022)-COL(2023)-SD(2023-2024)
通算成績 1119試合 .245 917安打 111本塁打 444打点 57盗塁 fWAR9.2
獲得タイトル:シルバースラッガー賞1回
2024年 158試合 .280 158安打 24本塁打 85打点 10盗塁 fWAR4.3
プロファーはしゃぐ
かつてのトッププロスペクトがメジャー12年目、31歳にしてついに覚醒。
プロファーはメジャーデビュー前、レンジャーズのトッププロスペクトとして期待を集め、チームもプロファー昇格前にチームの絶対的セカンドのキンズラーを放出するほど。
ところがプロファーはメジャーの壁にぶつかり、最初の4シーズンで積み上げたfWARはわずか0.1。
また、オランダ代表として出場した2017年のWBCプエルトリコ戦では、ヒットを放って二塁ベースを少し離れてはしゃいでいたところ、モリーナにすかさず牽制球を放られアウトになるなど、精神的に未熟な部分も目立っていた。
5シーズン目の2018年にようやくフルシーズンメジャーに帯同し、20本塁打を放つもフロントから見切りをつけられ、アスレティックスにトレードされてしまった。
その後は、内外野を守れるユーティリティという位置づけに落ち着き、2024年シーズンが開幕した時もさほど期待をかけられていなかったが、開幕からヒットを量産し、首位打者争いにまさかの参戦。
前半戦を打率.305のハイアベレージで折り返し、首位打者候補のイエリッチが故障離脱したため、首位打者獲得もあるのではとにわかに注目を集めたが、後半戦は打率.243と失速し、最終的にリーグ13位まで転落してしまった。
それでも打撃3部門すべてでキャリアハイの数字を残し、チームの中軸として欠かせない選手に成長。オフにはシルバースラッガー賞のタイトルを初獲得し、元トッププロスペクトの片鱗を見せつける最高のシーズンとなった。
現在はフリーエージェント。パドレスとの再契約が有力視されている。
査定に関して
チャンスB
2024年の得点圏打率は.321と勝負強いバッティングが光った。
バント◯
昨今のMLBではバントをする選手がほとんどいない中、今シーズンで5本のバント(犠打)を記録している。
チャンスメーカー
1番バッターとして出場した19試合で初回先頭打者打率.368のハイアベレージを記録。リードオフマンとして打席に立った際も打率.310とチャンスメイクに貢献した。
対変化球◯
2024年はOffspeedに対して打率.343のハイアベレージをマーク。
Run Valueでも変化球は軒並みプラスを計上した。
決勝打
High Levarageでは打率.353とここぞの場面で無類の強さを誇った。試合を見ててもいい場面で毎回のようにヒットを放っていた印象。
サヨナラ男
6月24日のナショナルズ戦延長10回の場面で満塁エンタイトルツーベースで試合をひっくり返し、劇的なサヨナラ勝利を演出した。
満塁男
満塁時の打率は恐怖の.714、OPSは2.524。