ブレイク・スネル
TB(2016-2020)-SD(2021-2023)-SF(2024)-LAD(2025-)
通算成績 211登板 76勝58敗 防御率3.19 1368奪三振 fWAR24.5
獲得タイトル:サイ・ヤング賞2回、最多勝利1回、最優秀防御率2回、ウォーレン・スパーン賞2回
2023年 32登板 14勝9敗 防御率2.25 234奪三振 fWAR4.2
スネルジラ
MLB史上7人目の両リーグでサイ・ヤング賞の栄冠に輝いたサウスポー。
1度目のサイ・ヤング賞はレイズ時代の2018年。同年はリーグトップの21勝、防御率1.89の二冠。特に得点圏被打率が.088とピンチの場面で全く打たれなかったことでも話題になった。
そして2度目のサイ・ヤング賞はパドレス時代の2023年。同年はリーグ最多の99四球を出したが、得点圏被打率.152、LOB86.7%と驚異的な粘りを見せ、リーグトップの防御率2.25をマークした。
同年オフにFAとなったが、代理人ボラス氏がよほどの金額をふっかけたのか契約が難航し、開幕直前になってオプトアウト権付きの2年6200万ドルでジャイアンツに加入した。
2024年は調整不足で前半戦は防御率6.31とボロボロだったが、後半戦は本来の力を取り戻し、12登板で防御率1.45と大活躍。8月3日にはキャリア初のノーヒットノーランも達成した。
今オフはオプトアウト権を行使し、再びFAに。今回はクオリファイングオファーの対象外だったこともあり、それほど契約に難航しないと言われていたがウィンターミーティング前の11月26日にドジャース入団のニュースが流れ界隈は騒然。
ドジャースとの契約内容は5年1億8200万ドル。この契約には後払いが6500万ドル分あるとのこと。また、スネルは故障離脱が比較的多いことで知られているが、スネルがドジャースに在籍したまま90日間以上の離脱をした場合、6年目に1000万ドルの球団オプションが発動するようになっているという。
来年のドジャース先発ローテーションはスネル、山本、大谷、グラスナウ、ゴンソリン、メイととんでもないメンツが揃っており、ケガさえなければ全員がエース級*1。
球種はスライダー、ドロップカーブ、チェンジアップ。
スネルの操る変化球はどれもハイレベルだが、特にカーブはMLB最高クラスと評される。2023年は投球割合の26%を占めていながら被打率.079、Run Valueではプラス22ともはや魔球の域。
査定に関して
スタミナB
スネルはイニングイータータイプではなく、6イニングを全力で投げるタイプ。キャリアを通して9回投げ切ったのは2024年のノーヒットノーランの1回だけ。
クイックF
スネルはクイックにやや難があり、2023年は25盗塁を許している。
要所◯
個人的なこだわりポイント。2023年のスネルはランナー満塁と絶対に打たれてはいけない場面で被打率.067と驚異的な強さを発揮。
また、ランナー1-3塁の場面でも被打率.133、-23塁も.154と大量失点をほとんど許さなかった。
Nishiのこぼれ話
スネルは球界屈指のゲーマーとしても有名。
趣味でよく配信もしており、コロナ禍の2020年には現役メジャーリーガーを招いてMLB The Showのオンライン大会を開いていた。
ちなみにニックネームのスネルジラはTwitchのアカウント名でも使用されている。
*1:逆に言うと全員がスペ体質or故障明けなので総崩れする可能性も高い