タナー・スコット
BAL(2017-2021)-MIA(2022-2024)-SD(2024)
通算成績 383登板 31勝24敗 防御率3.56 486奪三振 55セーブ 67ホールド fWAR6.4
獲得タイトル:特になし
2024年 72登板 9勝6敗 防御率1.75 84奪三振 22セーブ 11ホールド fWAR1.6
荒れ球剛腕リリーバー
今オフのFA救援市場の目玉。
2022年までは持っているポテンシャルは高いものの、あまりにノーコンすぎてイマイチ信用できないリリーバーだったが、2023年に突如制球難を克服し、74登板で防御率2.31とトップクラスのリリーバーに変身。
2024年は与四球率4.50とノーコン病が再発したが、ランナーを出しても動じない強メンタルと常時150キロ台後半の豪速球で捩じ伏せ、キャリアハイの防御率1.75をマーク。
マーリンズではクローザー、途中移籍で加わったパドレスではセットアッパーの役割をしっかりこなし、ポストシーズンでは大谷キラーとして大活躍。
防御率ベースのrWARでは4.0と先発投手級。リリーバーとしてはガーディアンズの守護神クラッセ(4.4)に次ぐ数字だった。
ノーコン病の不安はあるが、今オフのFA救援市場ではスコットほどの支配力を持つピッチャーはおらず、年平均1000万ドル越えの大型契約になることは確実。コンテンダーでかつリリーフに不安があるヤンキース、ブルージェイズ、レッドソックスが移籍先として有力視されている。
球種はスライダー、Vスライダー。
スコットはフォーシームとスライダーのツーピッチ。当初は普通のスライダーだけで査定していたが、流石に弱すぎたのでVスライダーを加え2球種に強化。
査定に関して
ノビA
スコットの最大の武器はフォーシーム。2024年は被打率.134、Run Valueでもプラス17と圧巻だった。
勝ち運
スコットはリリーフながら2年連続で9勝をマーク。
調子安定
ノーコンだけど抑える感を出すために採用。ちなみに2年連続で70登板、防御率2.31以下はスコットだけ。実際の安定感もずば抜けている。