マックス・フリード
ATL(2017-2024)-NYY(2025-)
通算成績 168登板 73勝36敗 防御率3.07 863奪三振 fWAR19.0
獲得タイトル:シルバースラッガー賞1回、ゴールドグラブ賞3回
2022年 30登板 14勝7敗 防御率2.48 170奪三振 fWAR4.9
ウェストレイク三銃士
ヤンキースと左投手史上歴代最高額となる8年2億1800万ドルの契約を交わした総合力の高さが光るサウスポー。
フリードは直近5年間の防御率が2.81でこれは同期間で500イニング以上投げた投手の中ではトップの数値。
2022年には与四球率1.56を叩き出し、通算でも2.50とコマンド能力も抜群。
フィールディングと牽制も非常に上手く、ゴールドグラブ賞候補の常連。ゴールドグラブ賞獲得3回はブレーブスとしてはグレッグ・マダックスに次ぐ回数だ。
フリードが加入したことでヤンキースの先発ローテーションはコール、フリード、ロドン、ヒル、コルテス、ストローマンと屈指の布陣に。
現状ではひとり溢れる状況のためコルテスあたりをトレードの弾にして強打の外野手補強に動くのではと筆者は予想している。
球種はツーシーム、ドロップカーブ、スラーブ、チェンジアップ。
フリードは多彩な球種を操ることでも知られ、故障明けの2024年は上記の球種に加え、スイーパーもレパートリーに加えていた。
査定に関して
逃げ球・ゴロピッチャー
フリードは巧みなコントロールと高いゴロ率のおかげで被本塁打が極めて少ない。
2022年も185.1イニングを投げわずか12飛翔(被本塁打率0.58)。また、GB%は51.2%でこれはMLB上位15%に入る数字だった。
牽制
フリードは牽制がめちゃくちゃ上手く、もはやボークなのではと時たま物議を醸す。
真っスラ
フリードのフォーシームは画像のようにかなりカッター方向に変化しており、2024年はカッター扱いされることも。
寸前
2022年は8回になると防御率4.50と崩れ、9回を投げ切った試合はゼロ。
ぶっちゃけつけなくても良い気はするが、これがないとオーペナで無双しかねない能力だったためバランスをとるために採用した感が強い*1。
対ランナー×
2022年はランナー一塁の場面の被打率が.321。
Nishiのこぼれ話
マックス・フリードとジャック・フラハティ、ルーカス・ジオリトは高校時代のチームメイト。
ハーバード・ウェストレイク高校は野球の超名門校というわけでもなく、メジャーの先発ローテーションの柱を担える好投手3人を輩出できたのはミラクルそのもの。
フリードがヤンキースに加入したことで来期からはレッドソックスに所属するジオリトとの元チームメイト対決の可能性も。
*1:ブログを執筆しているのは12月だが、フリードを作成したのは今年の夏頃で正直その時何を考えてつけたのかは怪しい…。