ルイス・カスティーヨ
CIN(2017-2022)-SEA(2022-)
通算成績 211登板 73勝76敗 防御率3.56 1331奪三振 fWAR23.9
獲得タイトル:特になし
2023年 33登板 14勝9敗 防御率3.34 219奪三振 fWAR3.3
ラ・ピエドラ
長く伸ばしたドレッドヘアーが特徴のマリナーズのエース。
レッズ時代は球界最高峰といわれたシンカー方向に鋭く落ちるチェンジアップを武器にしていたが、マリナーズ移籍後は落ちが悪くなったのか速球を軸にするピッチングスタイルにモデルチェンジ。
5年1億800万ドルの大型契約1年目となる2023年はリーグ最多の33先発とフル回転し、チーム最多の14勝をマーク。
続く2024年も防御率こそは3.64と悪化したものの、2年連続となる30先発をクリアするなど耐久性はバツグンだった。
カスティーヨとの契約は残り3年。マリナーズは放映権の収入が思ったよりも見込めなかったこともあり、ペイロールの削減策の一環で今オフに入ってからトレードの噂がちらほら。
マリナーズはカスティーヨ抜きでもギルバート、カービー、ミラー、ウーと先発陣は揃っているため、カスティーヨをトレードに出し、ウィークポイントの強打の内野手獲得に動く可能性は高そうだ。
球種はスライダー、サークルチェンジ、Hシンカー。
カスティーヨのシンカーは2023年にRun Valueプラス7を叩き出すなど評価が高く、今回は画像のようなシンキングツーシームをベースにしたオリ変で再現。
査定に関して
ノビB
カスティーヨのフォーシームは被打率.165、Run Valueでプラス19とトップクラスの評価。2023年は空振り率も33%と驚異的な数字を誇った。
ナチュラルシュート
画像のようにカスティーヨのフォーシームはかなりシンカー方向に変化する。ハイライトを見ていてもフォーシームと表示されたボールもかなりシンカー方向に動いていた印象。
一発
カスティーヨの欠点は被弾の多さ。2023年は投手有利なTモバイルパーク(旧セーフコフィールド)を本拠地にしていたにもかかわらず28被弾。
速球中心
カスティーヨはフォーシームとシンカーだけで投球の62%を占めており、2023年8月22日のホワイトソックス戦では4回から7回まで実に47球連続で速球を投げ込み話題になった。