ローガン・ギルバート
SEA(2021-)
通算成績 121登板 41勝30敗 防御率3.60 711奪三振 fWAR12.4
獲得タイトル:特になし
2024年 33登板 9勝12敗 防御率3.23 220奪三振 fWAR4.1
ピッチングオタク
毎年のようにピッチングスタイルが変わることで知られる先発右腕。
メジャーデビュー前からデグロムやバーランダーら球界を代表するピッチャーの変化球のグリップを研究していたという自他ともに認めるピッチングオタクで、2021年オフにはデグロムに直接弟子入りし、高速スライダーを習得。
メジャー実質2年目となる2022年はデグロム直伝の高速スライダーを武器に13勝をマークするも、それでは飽き足らず今度はチームメイトになったロビー・レイから縦スライダーを習得。
メジャー3年目の2023年は前述の縦スライダーに加え、千賀投手を参考にスプリットも投げ始め、このギルバートを発端にマリナーズ先発陣の中でスプリットが大流行することに。
2024年は新たにカットボールをレパートリーに加え、多彩な球種で的を絞らせない、まさにピッチングオタクとしての到達点のような投球を披露。
無援護に苦しみ9勝12敗と負け越しはしたものの、キャリアハイとなる防御率3.23をマーク。
2024年はイニングイーターとしても優秀で、QS率は67%、リーグ最多の208.2イニングを投げぬいた。
マリナーズにはルイス・カスティーヨというエースがいるものの、財政問題で放出説が出ており、カスティーヨが抜けた場合、ギルバートがマリナーズのエースに昇格する模様。
球種はカットボール、カーブ、Vスライダー、SFF。
査定に関して
対ピンチF・打たれ強さF・対ランナー×
ギルバートの2024年のWHIPはリーグトップの0.89。
この数字だけ見れば防御率1点台、悪くても2点台前半くらいかと思われるが、現実のところはリーグ9位の3.23。
このギャップの原因は
・得点圏被打率.238(得点圏でない場面は.179)
・ランナー一塁の場面で被打率.247、OPS.822
・LOB69.5%
とギルバートの打たれ弱さにあり、勝ち星が伸び悩んだのもここぞの場面で粘れなかったことにありそう。