ジョージ・カービー
SEA(2022-)
通算成績 89登板 35勝26敗 防御率3.43 484奪三振 fWAR11.4
獲得タイトル:特になし
2023年 31登板 13勝10敗 防御率3.35 172奪三振 fWAR4.3
コントロールアーティスト
現役投手では最高クラスのコマンド力を誇る“コントロールアーティスト”。
アマチュア時代から卓越した制球力で知られており、そこに目をつけたマリナーズが2019年全体20位で指名。
プロ入り当初の速球のスピードは140キロ台中盤とかなり遅い部類だったが、ウェイトトレーニングで常時150キロ後半をマークするようになり、スピードと制球力をハイレベルで兼ね備える極めて珍しいピッチャーに成長。
メジャー1年目の2022年から与四球率1.52と持ち前のコントロールを存分に見せつけ、同年のナショナルズ戦では試合開始から24球連続ストライクというギネス記録も樹立した。
メジャー2年目の2023年はコントロールにさらなる磨きがかかり、メジャートップの与四球率0.90、同じくトップのK/BB9.05をマーク。球界最高峰のコントロールアーティストという地位を不動のものにした。
カービーは割と思ったことをそのまま口にするタイプ。
2023年9月8日のレイズ戦で7回途中4失点で降板した際、「90球投げていたので、7回は投げたくなかった」と発言し、クレメンスを筆頭に多くのメジャーリーガーから激怒されてしまった。
球種はツーシーム、スライダー、ナックルカーブ、SFF。
マリナーズはスプリットを持ち球にするピッチャーが多いことで有名。カービーも2023年にスプリットを習得し、スプリット軍団の仲間入りを果たした。