CC・サバシア
CLE(2001-2008)-MIL(2008)-NYY(2009-2019)
通算成績 561試合 251勝161敗 防御率3.74 3093奪三振 fWAR66.5
獲得タイトル:サイ・ヤング賞1回、最多勝利2回
2007年 34試合 19勝7敗 防御率3.21 209奪三振 fWAR6.4
Dub
有資格1年目での殿堂入りが確実視される2000年代を代表するサウスポー。
サバシアは歴代48位の250勝に加え、歴代17人位となる通算3000奪三振(左投手としてはランディ・ジョンソン、スティーブ・カールトンに次ぐ3位)とこれまでに殿堂入りしてきた大投手に肩を並べる実績を誇り、1月1日時点で得票率90パーセントと圧倒的な支持を集めている。
サバシアの特筆すべき点はなんといってもタフネスさ。2007年にはリーグ最多の241イニングを記録し、そこから7シーズン連続で200イニング以上をクリアしている。
200イニングをクリアする投手が各リーグ2人くらいになっている現在のMLBでは考えられない記録であり、その点もサバシアの殿堂入りをさらに確かなものにしている。
ヤンキース時代の2013年以降は球速の低下に苦しみ一時は不良債権まっしぐらかと思われていたが、2016年にカッター主体のピッチングに切り替え、翌年には14勝挙げるなど、晩年の復活劇も見事だった。
同タイミングで殿堂入りが確実視されるイチローとは奇しくもデビュー年度(2001年)も被り、同年の新人王争いではイチローに次ぐ2位に輝いている。
球種はツーシーム、スラーブ、チェンジアップ。
査定に関して
コントロールA
サバシアはルーキーイヤーに与四球率4.7と典型的なノーコン速球派だったが、そこから徐々にコントロールが改善され、2007年には1.37を記録。
無駄なボールが減ったことで、長いイニングを投げられるようになり、ここから毎年のように200イニングをクリアしていった。
逃げ球
サバシアの個人的に地味ながら凄い記録?はルーキーイヤーから12シーズン連続で被本塁打率0点台というもの。2007年も0.75と一発に泣く機会は最小限にとどめた。
調子安定
サバシアの全盛期は2007年から2012年までの6シーズン。この間は全て15勝以上、防御率も3.38以下と抜群の安定感を誇った。
Nishiのこぼれ話
サバシアはインディアンズ、ブルワーズ、ヤンキースの3球団でプレーしたが殿堂入りのプレートに刻むチームはヤンキースにするとのこと。
ちなみに登録名のCCは本名のカーステン・チャールズの略。
関連選手:2025年殿堂入り最有力候補
イチロー
ビリー・ワグナー