ビリー・ワグナー
HOU(1995-2003)–PHI(2004-2005)–NYM(2006-2009)–BOS(2009)–ATL(2010)
通算成績 853試合 47勝40敗 防御率2.31 1196奪三振 422セーブ fWAR24.0
獲得タイトル:特になし
2003年 74試合 1勝4敗 防御率1.78 105奪三振 44セーブ fWAR2.3
ビリー・ザ・キッド
弓を射るような独特なフォームから160キロに迫る剛速球と鋭く曲がるスライダーで数多の打者から三振の山を築いた名クローザー。
最多セーブのタイトルには縁がなかったが、MLB歴代6位、サウスポーとしては歴代1位の422セーブをマーク。
殿堂入り投票でもここ数年で順調に支持を集め、昨年は73.8パーセントとあと一歩のところで辛酸を舐めたが、ラストイヤーの2025年は1月1日時点で得票率83パーセントと当確ラインをキープ。
個人的にもワグナーは、リベラやホフマンら殿堂入りした過去のレジェンドクローザーと比べても全く遜色のない成績で太鼓判を押したいところ。
特に通算の防御率2.31はライブボール時代以降における900イニング以上投げた投手の中ではマリアーノ・リベラ(2.21)に次ぐ歴代2位の数字であり、圧倒的な支配力を物語るのには十分だ。
また、三振奪取能力もずば抜けており、キャリア通算の奪三振率は11.9。これは900イニング以上に限れば歴代1位の記録。今回作成した2004年をはじめリリーフながらシーズン三桁奪三振を4回もクリアしている。
ワグナーの息子ウィル・ワグナーは現在ブルージェイズ傘下でプレー。菊池雄星のトレード相手の1人に選ばれるなどポテンシャルは高く、近い将来のメジャーデビューが楽しみでもある。
球種はスラーブ、サークルチェンジ。
関連選手:2025年殿堂入り最有力候補
イチロー
CC・サバシア