ライアン・プレスリー
MIN(2013-2018)-HOU(2018-2024)-CHC(2025-)
通算成績 623登板 35勝36敗 防御率3.27 693奪三振 112セーブ 104ホールド fWAR11.6
獲得タイトル:特になし
2022年 64登板 5勝3敗 防御率2.25 81奪三振 26セーブ 1ホールド fWAR2.4
高回転パワーカーブの使い手
アストロズ黄金時代をセットアッパー、クローザーとして支えた名リリーバー。
ツインズ時代は主に敗戦処理を担うパッとしないリリーフピッチャーだったが、2018年のトレードデッドラインでアストロズに移籍すると高回転パワーカーブで打者を制圧するMLBトップレベルのリリーバーに覚醒。
圧巻だったのは2018年8月15日から2019年5月20日までの40登板で、この間の自責点はゼロ!これはMLB歴代最長の無失点記録となっている。
短縮シーズンとなった2020年からはクローザーに就任。2023年からは2年連続で30セーブをマークした。
2024年は新クローザーのジョシュ・ヘイダーが加わったことで、プレスリーはセットアッパーへ配置転換。チーム2位となる25ホールドをマークも、防御率3.49と攻略される場面も目立った。
オフには贅沢税ラインを下回りたいアストロズフロントの意向でトレードの噂が絶えず、最終的に1月末に年棒1400万ドルのうち550万ドルをアストロズが負担する形でカブスへトレードされた。
カブスは絶対的なリリーフピッチャーがいないため、プレスリーはクローザーでの起用が見込まれている。
球種はHスライダー、パワーカーブ。
プレスリーのカーブはMLBでもトップクラスの回転数を誇り、2018年にはメジャー1位の3231回転/分を記録している。
また、プレスリーはカーブに注目が集まりがちだが、平均144キロで鋭く曲がる高速スライダーの精度も高く、2022年は被打率.152、Run Valueではプラス6をマークしている。
Nishiのこぼれ話
アストロズはプレスリーの成功もあり、とにかくカーブボールを重視。そのため現在もバルデス、ブラウン、アリゲッティ、マッカラーズJr.とキレのあるカーブを武器にするピッチャーが多数在籍している。