テイラー・スコット
SEA(2019)-BAL(2019)-広島(2020-2021)-SD(2022)-BOS(2023)-OAK(2023)-HOU(2024-)
通算成績 101登板 7勝4敗 防御率4.94 115奪三振 9ホールド fWARマイナス0.3
獲得タイトル:特になし
2024年 62登板 7勝3敗 防御率2.23 71奪三振 9ホールド fWAR0.2
MLB史上初のアフリカ大陸出身投手
右のサイドハンドから大きく曲がるスライダーとナチュラルシュートする速球のコンビネーションで打者を幻惑するリリーフピッチャー。
スコットは治安が最悪なことで有名な南アフリカのヨハネスブルグ出身で、高校生の頃にアメリカに野球留学し、カブスに指名されプロ入り。
スコットはマイナーでなかなか芽が出ず、2016年には独立リーグでプレーとなかなかの苦労人。2020年からは広島東洋カープでもプレーしたが、わずか7登板。防御率も15.75と結果を残せなかった。
マイナー契約でスタートとした2024年はスプリングトレーニングで結果を残し、見事開幕ロースター入り。主に敗戦処理や大差の勝ちゲームでいわば「困った時のスコット」として起用され、8月末までは防御率1点台と大ブレイク。
2025年はライアン・プレスリーの移籍で空席になったセットアッパーとして起用される見込みだが、2024年のFIPは4.13と出来過ぎな感も否めず、fangraphsの成績予想でも防御率3.61〜4.80とネガティブな数字が並んでしまっている。
球種はツーシーム、スライダー、SFF。
査定に関して
ノビB
フォーシーム(ほぼツーシーム※後述)は被打率.144、Run Valueプラス10と威力は抜群。
ナチュラルシュート
スコットのフォーシームは画像のように一般的な投手が投げるツーシームに限りなく近い方向に変化。これはシンカーと分類しても良いのでは…?