ピート・アロンソ
NYM(2019-)
通算成績 846試合 .249 781安打 226本塁打 586打点 17盗塁 fWAR17.3
獲得タイトル:本塁打王1回、打点王1回、新人王
2019年 161試合 .260 155安打 53本塁打 120打点 1盗塁 fWAR4.7
Polar Bear
ポーラーベアー(ホッキョクグマ)のニックネームで親しまれる怪力パワー全開のスラッガー。
ルーキーイヤーの2019年にいきなりアーロン・ジャッジが一昨年に樹立した新人選手のホームラン記録を塗り替える53本塁打を放ち、本塁打王のタイトルを獲得。
その後もMLB屈指のパワーを誇る大砲として2021年から4シーズン連続で30本塁打以上を記録。2022年には40本塁打、131打点で見事打点王のタイトルに輝き、同年オフにはWBCアメリカ代表にも選ばれている。
FAイヤーの2024年も34本塁打とパワーは健在だったが、OPSはキャリアワーストの.788と低迷。
ボラス案件だったこともあり、本人は1億8000〜2億ドルクラスの契約を狙っていたようだが、アロンソのような低打率スラッガーは敬遠される傾向が強く契約は難航。
最終的に2月に入ってメッツとオプトアウト権付きの2年5400万ドルで契約合意。アロンソは2023年にメッツから打診された7年1億5800万ドルのオファーを断っていることは有名。あくまで結果論ではあるが、2023年に契約を結んでいればこんな悲惨なことにはならなかっただろう。
今回の契約内容を鑑みるとアロンソは2025年オフに再びFAになり、大型契約を勝ち取ることを狙っているようだが、同年オフにはかなりの確率で同ポジションのゲレーロJr.がFAになる見込みで、アロンソがルーキーイヤー並みの成績を残さない限り満足な契約は得られなそうだ。
Nishiのこぼれ話
アロンソは2022年のスプリングトレーニング中、交通事故に巻き込まれ、車は3回も回転し、逆さまに。一般人であれば生死を彷徨うクラスの大事故だったが、アロンソは自慢のパワーでフロントガラスを蹴破りほぼ無傷で脱出するというマンガみたいなエピソード残している。