アーロン・ノラ
PHI(2015-)
通算成績 268登板 104勝79敗 防御率3.70 1779奪三振 fWAR37.0
獲得タイトル
2018年 33登板 17勝6敗 防御率2.37 224奪三振 fWAR5.5
偶数年最強投手
偶数年と奇数年で好不調がくっきり分かれる先発右腕。
2018年以降の偶数年の防御率は3.07とエース級の成績を残している一方、奇数年は防御率4.31と先発4、5番手クラスのピッチング。
今回作成した2018年はノラにとってキャリアハイとなるシーズン。同年は開幕投手の大役を任されるとそこから大きく崩れることなくシーズンを送り、リーグ2位の防御率2.37、リーグ3位の212.2イニングとフィリーズのエースに一気に成長。
防御率ベースのrWARでは全投手1位の9.7と圧巻の数字を残し、サイ・ヤング賞争いでもデグローム、シャーザーに次ぐ3位にノミネートされた。
2018年はリーグ2位のゴロ率を記録するなどいわゆる被本塁打の少ないグラウンドボールピッチャーだったが、翌年以降は被本塁打が増加し、そのせいで成績のバラツキも大きくなった模様。
ノラは2023年シーズン終了後にフィリーズと7年1億7200万ドルの契約を結んでおり、デーブ・ドンブロウツキーGMら首脳陣はウィーラーとのダブルエースの役割を期待。
大型契約1年目の2024年は偶数年だったこともあり、14勝、防御率3.57の好成績をマーク。ウィーラー、サンチェス、スアレスと隙のない最強先発陣の一角としてチームの地区優勝に大きく貢献した。
球種はツーシーム、ナックルカーブ、サークルチェンジ。
ノラのナックルカーブは球界最高峰と言われており、2018年は被打率.155、Run Valueプラス26と圧巻の数値をマーク。ハイライトでもえげつない変化でバッターを制圧していた。