ヘスス・ルザード
OAK(2019-2021)-MIA(2021-2024)-PHI(2025-)
通算成績 105登板 26勝34敗 防御率4.29 559奪三振 2セーブ 2ホールド fWAR7.7
獲得タイトル:特になし
2023年 32登板 10勝10敗 防御率3.58 208奪三振 fWAR3.8
リザードキング
MLB史上初のペルー出身選手*1。
アスレティックス時代は同じくサウスポーのAJ・パックと共にチームの柱となるトッププロスペクトとして高い期待を寄せられていた逸材。
ところがアスレティックスではなかなか芽が出ず、プロスペクトとしてのバリューが下がることを恐れたこともあり、2021年にスターリング・マルテとのトレードでマーリンズに移籍。
マーリンズに加入してからはトッププロスペクトとしての片鱗を発揮し始め、2023年には初の規定投球回に到達。32先発でリーグ9位の防御率3.58、リーグ6位の奪三振率10.48の好成績を残した。
本格開花が期待された2024年は腰の故障の影響でピッチングに精彩を欠き防御率5.00と大炎上。オフにはバリューがこれより下がることを恐れたマーリンズ首脳陣がルザードをトレードに出すことを決断し、2024年オフにプロスペクト2人との交換でフィリーズに移籍した。
ルザードの加入によりフィリーズ先発陣はウィーラー、ノラ、サンチェス、スアレスとドジャースやヤンキースに匹敵するクラスの陣営に。
フィリーズには阪神の青柳もマイナー契約で加わっているが、このメンバーを差し置いて先発ローテーションに入るのは茨の道なのは明白だ。
球種はツーシーム、スラーブ、チェンジアップ。
査定に関して
打球反応◯
ルザードはゴールドグラブ賞などのタイトルには縁がないものの、フィールディングはめちゃくちゃ上手い。2023年にはDRSプラス7とフィールディング・アワード・バイブル賞級の数字を残している。
Nishiのひとりごと
ルザードとセットで注目されたAJ・パックもMLBでは一時期クローザーを務めるなどプロスペクトの片鱗を見せるも絶対的な守護神にはなれず、ルザードと同じく伸び悩んでいる印象。
*1:ルザードがペルーに住んでいたのは1歳の頃までで、その後はアメリカに移住している