ジョー・マウアー
MIN(2004-2018)
通算成績 1858試合 .306 2123安打 143本塁打 923打点 52盗塁 fWAR53.5
獲得タイトル:MVP1回、首位打者3回、シルバースラッガー賞5回、ゴールドグラブ賞3回
2009年 138試合 .365 191安打 28本塁打 96打点 4盗塁 fWAR8.3
ミネソタのレジェンド
生まれも育ちもチームもミネソタ州ミネアポリスという珍しい経歴で知られるツインズのフランチャイズプレイヤー。
学生時代は1度しか三振したことがないという噂が流れるほどのバッティングセンスで注目を集めた逸材で、2001年ドラフトでは全体1位指名でツインズに入団。
メジャー2年目の2005年に正捕手に定着すると、翌年の2006年には打率.347とキャッチャーとは思えないハイアベレージを記録し、首位打者のタイトルを獲得。
以降、MLBでも珍しいハイアベレージと高い守備力を両立したキャッチャーとしてキャリアを重ね、2009年には1901年以降にプレーしたキャッチャーとしては歴代最高の打率.365という驚異的なアベレージで自身3度目となる首位打者のタイトルを獲得。
同年は腎臓の病気で開幕から1ヶ月間も戦線を離れていたにも関わらず、その影響を微塵も感じさせないパフォーマンスで、本塁打でもキャリアハイの28本とパワーを発揮。オフにはシルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞に加え、MVP受賞と野手タイトルを総なめにした。
2014年からは前年に見られた脳震盪のような症状に配慮して、フルタイムでのファーストにコンバート。打撃により専念できる環境になったことで更なる好成績に期待がかかっていたが、同年からバッティングに精彩を欠くようになりキャリアは下降の一途を辿った。
それでも2017年には打率.305と全盛期に近いパフォーマンスを見せ、通算2000安打のマイルストーンにも到達。
2024年には資格取得1年目にして得票率76.1%と高い支持を得て、殿堂入りを実現。マウアーは21世紀にキャリアをスタートさせた選手としては初の殿堂入り選手であり、ドラフト全体1位指名の選手として殿堂入りを果たした4人目の選手となった*1。
*1:過去の全体1位指名から殿堂入りを果たした選手はケン・グリフィーJr.、チッパー・ジョーンズ、ハロルド・ベインズの3人