ジェフ・バグウェル
HOU(1991-2005)
通算成績 2150試合 .294 2314安打 449本塁打 1529打点 202盗塁 fWAR80.2
獲得タイトル:MVP1回、打点王1回、シルバースラッガー賞3回、ゴールドグラブ賞1回、新人王
1999年 162試合 .304 171安打 42本塁打 126打点 30盗塁 fWAR7.8
Baggy
ヒューストン・アストロズの球団記録となる通算449本塁打、1529打点を記録した強打のフランチャイズプレイヤー。
全盛期の1990年代中盤から2000年代前半にかけてパワーとハイレベルな選球眼を兼ね備えた最強打者として君臨。1996年から2001年にかけての6シーズン連続で30本塁打、100打点、100得点、100四球を達成しており、これはMLB史上唯一の大記録。
また、バグウェルはMLBでも非常に珍しい走れるファーストとしても知られ、2度の40-30(40本塁打-30盗塁)をクリア。今回作成した1999年は打率も3割オーバーでNPBでいうトリプルスリーを達成している。
バグウェルはWARでの評価も高く、キャリア通算のrWARはファーストとしては歴代6位(ライブボール以降のファーストとしては歴代4位)の79.9!
また、MLB史上12人しかいない400本塁打、通算出塁率4割を達成した選手と歴代でも屈指の実力を誇ったファーストであることは間違いないが、現役時代からステロイド疑惑が絶えず、殿堂入りは有資格7年目にまでずれ込んだ。
ちなみにバグウェルがプレーした2000年代前半のアストロズはビジオ、バーグマン、ベルトランとBで始まる名前の選手が大活躍。通称キラーB'sとして他球団からは警戒されていた。
査定に関して
広角打法
バグウェルはセンター〜ライト方向にも長打を放てる広角砲として知られ、1999年も同方向に計18本塁打を記録。また、バグウェルはシフトの穴をつくバッティングも得意だったという記載も目立つ。
高速チャージ
バグウェルはファースト守備の名手。特にバント処理は抜きん出た上手さだったという。
選球眼
この時期のバグウェルは神がかった選球眼を発揮。今回作成した1999年はリーグ最多の149四球を選び、出塁率は驚異の.459。
Nishiのこぼれ話
バグウェルと並んで1990年代最高のファーストと評されるフランク・トーマスとは同じ生年月日(1968年5月17日)なのだとか。