カービー・イエーツ
TB(2015-2015)-NYY(2016)-LAA(2017)-SD(2017-2020)-ATL(2022-2023)-TEX(2024)-LAD(2025-)
通算成績 422登板 26勝21敗 防御率3.17 571奪三振 95セーブ 52ホールド fWAR6.7
獲得タイトル:最多セーブ1回
2024年 61登板 7勝2敗 防御率1.17 85奪三振 33セーブ 2ホールド fWAR1.9
球界屈指のスプリッターの使い手
MLBでも珍しい速球とスプリッターのツーピッチで投球を組み立てるリリーフピッチャー。
イエーツのスプリッターはヤンキース時代にマー君から教わったもので、このボールをものにしたパドレス時代から球界屈指のリリーバーとして台頭。
2019年にはリーグ最多の41セーブ、防御率1.19とパドレスの絶対的クローザーとして君臨。トレバー・ホフマン賞こそはジョシュ・ヘイダーに譲ったが、オールMLBチームのファーストチーム中継ぎ枠に選ばれている。
ブルージェイズ時代の2021年にトミー・ジョン手術を受け、本調子を取り戻したのは2023年と復帰までしばらくかかったが、レンジャーズでプレーした2024年は開幕から好投を続け、5月には約5シーズンぶりのクローザーに復帰。
2024年はロバートソン→イエーツの鉄壁コンビの好投むなしくチームは3位と厳しい結果に終わったが、イエーツはキャリア最高となる防御率1.17、33セーブ、2度目のオールスター選出と復活を印象づけるシーズンに。
同年オフにはFAリリーフ市場の注目株としてコンテンダーから熱視線を集め、2025年1月末に1年1300万ドルの契約でドジャースに移籍。イエーツの加入によりドジャースブルペンはフィリップス、スコットとクローザー経験者が3人も並ぶ豪華な陣営に仕上がった。
球種はスライダー、SFF。
イエーツのスプリッターは被打率.114と球界最高峰のキレ味を誇る。
査定に関して
ノビB
イエーツはフォーシームの評価も非常に高く、2024年は被打率.113、Run Valueでプラス15をマークしている。
荒れ球・四球
トミー・ジョン手術復帰以降のイエーツはコントロールが荒れ気味。2024年も与四球率4.04、BB %は下位8%と指標でもイマイチだった。
Nishiのこぼれ話
イエーツは日米野球2018のアメリカ代表メンバーとして来日。初戦で抑えとしてマウンドに上がるも柳田からサヨナラ2ランを打たれてしまっている。筆者は東京ドームでその試合を観戦しており、柳田がボールをスタンドに運んだ瞬間地鳴りのような歓声が上がったのを鮮明に覚えている。