ラリー・ウォーカー
MON(1989-1994)-COL(1995-2004)-STL(2004-2005)
通算成績 1988試合 .313 2160安打 383本塁打 1311打点 230盗塁 fWAR68.7
獲得タイトル:MVP1回、首位打者3回、本塁打王1回、シルバースラッガー賞3回、ゴールドグラブ賞7回
1997年 153試合 .366 208安打 49本塁打 130打点 33盗塁 fWAR9.1
史上最強のカナディアン
カナダ出身のメジャーリーガーとしてはファギー・ジェンキンズに続く二人目の殿堂入りを果たした「史上最強のカナディアン」。
カナダ出身のメジャーリーガーとしては歴代最多の2160安打*1、383本塁打、1311打点をマークしており、この記録を更新する可能性が唯一あるのはゲレーロJr.しかいないが、それは遥か先の話になりそう。
ラリー・ウォーカーはバリー・ボンズ、グリフィーJr.と肩を並べる1990年代最高の打者のひとり。ロッキーズ時代の1997年から99年までの3シーズンはOPS1.000オーバー、打率も最低でも.363と手のつけようがなかった。
特に今回作成した1997年はクアーズフィールドの恩恵もあり、球団記録となる49本塁打をマーク。この年に記録した総塁打数409はMLB史上歴代18位の大記録である。
また、同年は走塁面では33盗塁、ディフェンス面では自慢の強肩を活かし12補殺と走攻守すべてでハイレベルな成績を残し、MVPを始め主要タイトルも総なめに。fWARでもクレメンス、ビジオに次ぐ9.1、rWARでは野手トップとなる9.8と圧倒的な数字を叩き出している。
ウォーカーのパッと見の通算成績や通算WARは有資格1年目、おそくとも4年目までには殿堂入りしていておかしくはない数字だが、打者有利で知られるクアーズフィールドで長年プレーしていたことが裏目に出て得票率はなかなか伸びず。
それでもセイバーメトリクスが記者の間で普及したことが追い風になり、有資格最終年で何とか殿堂入りを実現した。
査定に関して
ウォーカーの査定に関してはパワプロ2022で作成した際に詳しく触れているので、気になる方はこちらを参照ください。
*1:2267安打を放っているフレディ・フリーマンはカナダ国籍だが、出身はアメリカ