NishiのパワプロMLB査定ブログ

パワプロ2024で作ったMLB選手を公開していきます。

パワプロ2025 サンディ・コーファックス 1965年 パワナンバー

サンディ・コーファックス

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LAD(1955-1966)

 

通算成績 397登板 165勝87敗 防御率2.76 2396奪三振 9セーブ fWAR54.5

獲得タイトル:MVP1回、サイ・ヤング賞3回、最多勝利3回、最優秀防御率5回、最多奪三振4回

 

1963年 40登板 25勝5敗 防御率1.88 306奪三振 fWAR9.2

 

The Left Arm of God

当時のピッチャーとしては最速クラスの150キロ中盤を超える速球と垂直に24インチ落ちると言われたドロップカーブを武器に3度のサイ・ヤング賞に輝いた“The Left Arm of God”(神の左腕)の異名で知られる歴代最高のサウスポー。

 

コーファックスはシンシナティ大学在学中の1954年にドジャースと契約。

高いポテンシャルを買われたコーファックスはマイナーでプレーすることなく、翌年の55年にメジャーに昇格。

 

コーファックスは当時、投手としての経験も浅く、特にコントロールはメジャーレベルではなく、1960年までは防御率4点台のノーコン速球派にとどまった。

 

本人も大学に復帰する道を考えたほどだったが、1961年のスプリングトレーニングでキャッチャーのノーム・シェリーから「力まずに、カーブやチェンジアップをもっと使って投げてみてはどうか」とアドバイスされると、スピードを維持したままコントロールが格段に向上。

 

前年5.14だった与四球率は3.38まで下がり、18勝、防御率3.52、当時のナ・リーグ記録を更新する269奪三振をマークとエース級の左腕へと覚醒を遂げた。

 

1962年からはドジャースの本拠地が投手有利のドジャー・スタジアムに移転したことや、ストライクゾーンの拡張が追い風になり、ここから5シーズン連続で最優秀防御率のタイトルを獲得。

 

この間にコーファックスは3度の投手三冠&サイ・ヤング賞に輝き、1965年には当時のMLB記録となるシーズン382奪三振をマーク。

 

また、63年にはコーファックスとドライスデールの二枚看板でチームをワールドチャンピオンに導き、ワールドシリーズMVPにも選ばれている。

 

全盛期のコーファックスはまさに神の領域に到達しており、パイレーツの主砲スタージェルは「コーファックスから打つのはコーヒーをフォークで掬って飲みようなものだ」とまさにお手上げ状態だったようだ。

 

圧倒的なピッチングの裏でコーファックスは肩や指など様々な故障を起こしており、アイシングなどの治療を行うも改善されず、66年には肘の激痛に耐えながらのピッチングしていたという。

 

同年はキャリアハイの27勝、防御率1.73と傍目には最高のピッチングを披露していたが、ワールドシリーズ終了後に現役引退を発表。

 

コーファックスは殿堂入り投票の対象になった1972年の時点で2000イニング以上を投げた投手の中では歴代3位、先発投手としてはホワイティ・フォードに次ぐ2位の通算防御率2.76をマークしており、有資格1年目で殿堂入り。

 

現役引退後はドジャースのスペシャルアドバイザーとして活躍。80歳を過ぎてからも時折球場に姿を見せ、89歳を目前にした2024年のワールドシリーズでもスタンドから見守る姿が中継で切り抜かれていた。

 

球種はドロップカーブ、スラーブ、チェンジアップ。

コーファックスはドロップカーブ以外の球種が割と目まぐるしく変わるピッチャー。今回作成した1963年はまだ肘を痛める前で、スライダー系のボールもレパートリーに入っていた。

 

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査定に関して

ノビA

ハイライト動画では高めの速球で空振りを奪うシーンが多く、歴代最高のショートのひとりアーニー・バンクスも「とんでもなく浮き上がる速球」と賞賛していた。

 

ドクターK

コーファックスの通算奪三振率は9.28。これは引退時点で2000イニング以上投げた投手の中では歴代1位の数字で、現在でも歴代6位。

 

内角攻め

コーファックスは同時期にプレーしたボブ・ギブソンやドライスデールのようなヘッドハンターではなかったものの、内角に投げるのは躊躇せず。後に「投球術とは相手に恐怖心を植え付けることだ」とインコースを攻めることの重要性を語っている。

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