ノーラン・アレナド
COL(2013-2020)-STL(2021-)
通算成績 1680試合 .285 1826安打 341本塁打 1132打点 28盗塁 fWAR50.6
獲得タイトル:本塁打王3回、打点王2回、シルバースラッガー賞5回、ゴールドグラブ賞10回、プラチナ・ゴールド・グラブ賞6回、フィールディング・バイブル・アワード3回
2019年 155試合 .315 185安打 41本塁打 118打点 3盗塁 fWAR6.1
Nado
内野手としては史上初のルーキーイヤーから10年連続でゴールドグラブ賞に輝いたホットコーナーの魔術師。
アレナドはルーキーイヤーから強肩&圧倒的な守備範囲を誇り、ルーキーイヤーから8シーズン連続でDRSは10オーバー。2015年からは5シーズン連続で最多捕殺、8シーズン連続で最多併殺と全盛期は同世代のサードの中でも頭ひとつ抜けた存在だった。
バッティングでも2年目までは中距離ヒッターという印象だったが、3年目に打者有利なクアーズフィールドの恩恵もあり、リーグ最多の42本塁打とパワーヒッターに変貌。
アレナドは2015年から2年連続で本塁打と打点の二冠王に輝き、2017年は無冠に終わったものの、サードとしては史上初の3シーズン連続130打点をクリアした。
アレナドはロッキーズとしてはトッド・ヘルトン以来のスター選手であり、2019年には8年総額2億6000万ドルで契約延長を果たしたが、2020年オフにフロントとの関係が悪化し、21年開幕前にカーディナルスに電撃移籍。
カーディナルス1年目はクアーズから下山した影響もあり、打率.255、34本塁打とアレナドにしては控えめな成績に終わったが、翌年2022年には打率.293、30本塁打と復活。
同年はrWAR7.9、fWAR7.3と自己ベストのWARを記録。特にrWARはMVPに輝いたゴールドシュミット(7.8)を上回り、アレナド自身もMVP投票で3位にノミネートされた。
2023年にゴールドグラブ賞の連続受賞記録は途絶えてしまったが、2024年はOAAでプラス10を記録するなど、サード守備は名手の域にとどまっており、今シーズンもハイレベルなサード守備でカーディナルス投手陣をバックアップ。
一方、バッティングはかなり衰えており、2024年は16本塁打と中距離ヒッターに逆戻り。
アレナドはカーディナルスとの契約をあと2年残しており、本人は生涯カーディナルスの意向が強いが、球団としてはどうにかネームバリューがあるうちに放出したいところ。
現に、2025年開幕前にはアストロズへのトレードが決まりかけていたと言われており、今シーズン中にドジャースなどコンテンダーに移籍する可能性も高い。
アレナドは2025年開幕前の時点でキャリア通算のrWARが56.5と殿堂入りラインの60まであと3.5のところまで迫っており、打撃成績で2000本安打・400本塁打を達成できれば殿堂入りは当確と言われている。
査定に関して
守備S・守備職人
2019年はDRSプラス22、OAAでもMLB上位1%のプラス22と最高クラスの守備力を誇った。
プルヒッター
画像のようにアレナドは引っ張り方向への長打が多く、2019年はレフト方向に26本塁打放っている。
初球◯
初球打率は.424、ゼロストライク打率も.429、19本塁打とよく当たっている。
ローボールヒッター&悪球打ち


画像のようにアレナドは低めが得意。また、曲芸打ちのイメージはそれほどないが、外角低めのボール球をのべ29本もヒットにしており、ボールゾーンスイング率も高め。
関連選手:高校(エル・トロ高校)の後輩
マット・チャップマン