ケンリー・ジャンセン
LAD(2010-2021)-ATL(2022)-BOS(2023-2024)-LAA(2025-)
通算成績 871登板 49勝36敗 防御率2.57 1221奪三振 447セーブ 39ホールド fWAR24.8
獲得タイトル:最多セーブ2回、トレバー・ホフマン賞2回
2017年 65登板 5勝0敗 防御率1.32 109奪三振 41セーブ fWAR3.4
Ma'montro
2025年開幕時点でMLB歴代4位、現役選手の中ではトップの447セーブをマークしているクローザー。
ジャンセンはマイナー時代にキャッチャーとしてプレー。第2回WBCではオランダ代表の正捕手を務めたこともあったが、バッティングに課題があり、2009年シーズン後半に投手に転向。すると160キロ近いカッターを武器に瞬く間にマイナーを駆け上がり、投手転向から1年足らずでメジャーに昇格。
ジャンセンはメジャー3年目の2012年に25セーブをマークし、ドジャースの絶対的な守護神の地位を確立。
2017年にはMLB記録となる31登板連続で無四球、四球を与えるまでに奪った三振は51個と異次元のピッチングを披露。その後もムダな四球をほとんど出さず、シーズンを通してのK/BBは15.57。セーブ失敗もわずか1と完璧に近い投球内容でオフには2年連続でトレバー・ホフマン賞に輝いている。
ジャンセンは20代の頃から不整脈に悩まされており、その影響か2018年以降は劇場型クローザーに変貌。全盛期は平均153キロ弱を誇った高速カッターのスピードも148キロほどに落ち込み、現解説も囁かれたが、レッドソックス時代の2023年に再び平均152キロ台まで復活。
2025年はエンゼルスでプレー。6月29日時点で防御率4.23とキャリアワーストクラスの投球内容でスタットキャストの各種指標も真っ青に近い有様。それでも15セーブとセーブ数は順調に稼いでおり、歴代3位のリー・スミスのセーブ数まであと16と今シーズン中に更新する可能性を残している。
球種はムービングファスト、カットボール、スライダー。
ジャンセンのカットボールは画像にように通常のカッターよりもライズするオンリーワンのボール。今作でもカットボールをベースにしたオリ変で再現している。
査定に関して
対左打者G
ジャンセンは投球のほとんどがカッターという極端なスタイルということもあり、左打者は大の苦手。
2017年も右打者は被打率.120、OPS.315とほとんど打たれなかったのに対して、左打者は被打率.236、OPS.640とかなり打たれてしまっている。
奪三振
全盛期のジャンセンは球界屈指のドクターK。
2012年から6シーズン連続で奪三振率13オーバー、2017年も14.4と圧巻の数字をマーク。
球持ち◯
Extensionはキャリアを通してMLB上位に君臨。2017年は上位1%に入っていた。
フライボールピッチャー
ジャンセンは極端なフライボールピッチャー。2017年まではフライは多いものの一発は少なかったが、球速がダウンした2018年以降は一発病に苦しむことに。