フェルナンド・ロドニー
DET(2002-2003,2005-2009)-LAA(2010-2011)-TB(2012-2013)-SEA(2014-2015)-CHC(2015)-SD(2016)-MIA(2016)-ARI(2017)-MIN(2018)-OAK(2018-2019)-WSH(2019)
通算成績 951登板 48勝71敗 防御率3.80 943奪三振 327セーブ 113ホールド fWAR8.6
獲得タイトル:最多セーブ1回、カムバック賞1回
2012年 76登板 2勝2敗 防御率0.60 76奪三振 48セーブ fWAR2.2
劇場型クローザー
某掲示板にて“ロド川ニー児”のニックネームで弄られるなどカルト的人気を誇るクローザー。
ロドニーは最速163キロ、平均150キロ後半の速球とブレーキの効いたチェンジアップを武器に好調であれば手も足も出ないカタログスペック最強投手。
一方でコントロールは壊滅的であり、エンゼルス時代の2011年には与四球率7.9にまで悪化。この絶望的なコントロールのせいで、毎年クローザーの役割を期待されるも結局は敗戦処理に落ち着いてしまっていた。
ロドニーにとって転機になったのが、2011年オフのレイズへの移籍。レイズは当時から投手の魔改造に定評があり、ロドニーの制球難を解決。
レイズ1年目の2012年は与四球率が1.8にまで下がり、絶対的クローザーとしてキャリアハイの48セーブをマーク。同年はリリーフ投手としては歴代最高となる防御率0.60と全く打たれず、オフには最優秀救援投手賞に輝いた。
その後、ロドニーは再び制球難に陥るも、なんだかんだで抑える劇場型クローザーとして活躍。マリナーズ時代の2014年には48セーブをマークし、セーブ王のタイトルを獲得している。
晩年はリリーフが手薄なチームを転々とし、2017年にはMLB史上28人目の300セーブに到達。メジャーリーガーとしての現役最終年となった2019年には途中移籍したナショナルズで世界一となり、42歳にしてチャンピオンリングを手に入れた。
ロドニーは2021年以降、MLB復帰を目指してメキシカンリーグやカナダの独立リーグを転々。2024年にはインタビューで50歳までプレーすることを表明し、現在もカナダの独立リーグで投げているという。
球種はツーシーム、スライダー、サークルチェンジ。
決め球のチェンジアップは被打率.070と全盛期は完全に魔球だった。
査定に関して
ノビF
ロドニーのフォーシームはスピードこそはトップクラスだが、回転数が少ないためか捉えられることが多く、2012年も被打率.308とイマイチだった。
ゴロピッチャー
ロドニーはシンカーを軸にしていたこともあり、キャリアを通してGB%がMLB上位クラスのグラウンドボールピッチャー。
Nishiのこぼれ話


ロドニーは画像のようにキャップを斜めに被ったり、試合を締め括ると弓のポーズで球場を沸かせたりと、とにかくキャラが濃い選手。