マーク・マランソン
NYY(2009-2010)-HOU(2010-2011)-BOS(2012)-PIT(2013-2016)-WSH(2016)-SF(2017-2019)-ATL(2019-2020)-SD(2021)-ARI(2022)
通算成績 732試合 37勝40敗 防御率2.94 643奪三振 262セーブ 73ホールド fWAR11.9
獲得タイトル:最多セーブ2回、トレバーホフマン賞1回
2016年 75試合 2勝2敗 防御率1.64 65奪三振 47セーブ fWAR1.8
Shark Melancon
マリアーノ・リベラ直伝のカットボールを武器にMLB歴代36位となる262セーブをあげたクローザー。
マランソンはパイレーツ時代の2013年にセットアッパーとしてチーム最多の26ホールド、防御率1.39と大ブレイク。
翌年からはジェイソン・グリーリの不調もあり、クローザーに就任。トニー・ワトソン→マランソンという勝利の方程式を形成し、2015年にはリーグ最多かつパイレーツの球団記録となる51セーブをマーク。
2016年も7月末の時点で30セーブをあげていたが、同年のパイレーツはマッカチェンとコールという投打の柱が揃って不調となり、再建にシフト。トレードデッドラインでのちにパイレーツのクローザーとなったフェリペ・バスケス*1とのトレードでナショナルズへ移籍した。
マランソンはナショナルズでもクローザーとして17セーブをあげ、トータルで47セーブ、防御率1.64とクローザーとしてのキャリアハイの数字をマーク。
オフにはクローザーとしてはかなりの大型契約となる4年総額6200万ドルでジャイアンツに移籍。安定感抜群の技巧派クローザーということで大崩れはしなそうという前評判だったが、2017年は開幕からセーブ失敗を繰り返し、防御率4.50と大炎上。
2018年からは防御率3点台に落ち着くも、クローザーとして試合終盤を任せられる状態ではなく、2019年シーズン途中にブレーブスへ放出されてしまった。
限界説も囁かれていたが、短縮シーズンの2020年に防御率2.78と復調の兆しを見せると、2021年にはリーグ最多の39セーブ、防御率も2.23と見事復活。
オフにはダイヤモンドバックスと2年1400万ドルの契約を結び、300セーブクラブのメンバー入りの期待も高まったが、2023年に右肩を故障し、現役引退。
現在はサンディエゴ州立大学のコーチとして活躍しているとのこと。
球種はカットボール、ナックルカーブ、SFF。
査定に関して
逃げ球
マランソンはキャリア通算の被本塁打率が0.54と被弾が少ないピッチャー。
2016年も被本塁打率0.38と優秀だった。
真っスラ
マランソンはキレイなフォーシームをほとんど投げないカッターボーラー。
Nishiのこぼれ話
マランソンは大のサメ🦈好き。オフにはホホジロザメと一緒にダイビングしたこともあるとか。
*1:バスケスは2019年に未成年への淫行容疑で逮捕され、刑務所に収監。2023年にはベネズエラに強制送還され、MLBから事実上の追放処分を受けることになった