ホセ・バティスタ
BAL(2004)-TB(2004)-KC(2004)-PIT(2004-2008)-TOR(2008-2017)-ATL(2018)-NYM(2018)-PHI(2018)
通算成績 1798試合 .247 1496安打 344本塁打 975打点 70盗塁 fWAR35.3
獲得タイトル:本塁打王2回、シルバースラッガー賞3回
2011年 149試合 .302 155安打 43本塁打 103打点 9盗塁 fWAR8.1
Joey Bats
ルーキーイヤーの2004年に4球団をたらい回しにされ、本格開花は30歳を迎えた2010年という超・遅咲きのスラッガー。
バティスタはブルージェイズ加入前はシーズン15本塁打前後の中距離ヒッターだったが、ブルージェイズ1年目の2009年にマーフィーコーチからレッグキック打法で打球を引っ張る方法を学ぶと、2010年にリーグ最多の54本塁打と大ブレイク。
ブレイクイヤーの翌年、2011年の開幕前に5年総額6400万ドルのビッグディールでブルージェイズと契約延長。同年も5月末の時点で20本塁打と前年に引き続きハイペースでホームランを量産。
シーズン終盤は露骨に勝負を避けられることが増えたが、それでも最終的に43本塁打を放ち、2年連続となるホームランキングのタイトルに輝いた。
バティスタは2012年以降、極端なプルヒッティング対策で、シフトを敷かれることが増え、アベレージ3割を超えることはなかったが、2015年には40本塁打を放つなどパワーは健在。
2010年から6年連続でオールスターに選ばれるなど、ファンからの人気は絶大だったが、トレードマークとも言える豪快なバットフリップが原因でメジャーリーガーの間では嫌われており、2016年にはレンジャーズのオドーアに右ストレートを食らってしまった。
バティスタは2021年には東京オリンピックのドミニカ代表として出場。また、自慢の強肩活かし、二刀流としてのプレーも模索していたが、メジャーへの復帰は叶わず、2023年に正式に現役引退を発表。2025年にはカナダ野球殿堂を果たしている。
査定に関して
引っ張り屋
バティスタは痛烈なプルヒッティングで知られ、2011年のホームランは画像のようにレフト方向に集中。
威圧感・選球眼
2011年のバティスタはリーグ最多の24敬遠。また、同年は113試合目で100四球に到達し、最終的にリーグトップかつブルージェイズの球団記録となる132個のフォアボールを選んだ。
関連選手:天敵
ルーグネット・オドーア